内容説明
男のロマン、男のヒーロー、男の憧れ、男の悩み…いつの時代も、何歳になっても、失われることのない、男たちが求めるもの。それはすべて、本の中にある!毎日新聞での十六年間にわたる書評百三十余点から精選、さらに書下ろしのコラム「アキラの読み」六点を収録。文理や東西の境をこえ、あらゆる本の山々を巡ってきた著者が極めた“男読み”の奥義。男はこう読む、これを読む。読書の遍歴こそ、男の騎士道。
目次
第1章 男がエロスを感じるとき
第2章 五感よ、静かに、そして荒々しく覚醒せよ
第3章 われわれの内なる悪について
第4章 人生景気が良くなくちゃ!
第5章 謎の大海原へ出帆せよ
第6章 趣味は、歴史。
第7章 「困ったちゃん」たちのカーニヴァル
第8章 男のサバイバル術
第9章 嗚呼、男の子魂!
著者等紹介
大岡玲[オオオカアキラ]
1958年東京生まれ。作家。1989年に『黄昏のストーム・シーディング』で三島由紀夫賞、90年に『表層生活』で芥川賞を受賞。2006年度より東京経済大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
81
毎日新聞の書評欄”今週の本棚”に寄稿した書評の中から選ばれたもののまとめ。その本を一言で表現している目次?は購買意欲を誘う。2016/11/18
壱萬参仟縁
20
橋下治『ああでもなくこうでもなく』 (マドラ出版、035頁~)。 頭の持久力があるからこそ、考えられる。 これは、考えない教育をしてはならないことになる。 持久力なくして、今の激動の時代を乗り切る頭は無能なのだ。 ムハマド・ユヌス『ムハマド・ユヌス自伝』 (早川書房、099頁~)。 貧困なき世界へ。 世銀も支援するほどの小規模融資。 わたしの読書会も軌道に乗るまでは、 ユヌス方式をお願いしたいものだが。 2014/04/22
takehiro
2
男の読書術なんておおげさなものではなく、さまざまな本の書評。軽快な文章で読みやすい。気になった本がたくさんありました。2015/03/07
原玉幸子
0
つい数ヶ月前に読書案内本/雑誌をチェックしたので暫くは不要かと思っていましたが、(蕎麦屋饂飩屋の「手打ち」の言葉に弱いのと同様)「男の○○」とか「男前○○」との言葉には弱いので、表題につられて手に取ってしまいました。結局、男を感じることはありませんでしたが、「書評は社交である」との表現然り、書評が著者にとって楽しいことが伝わる、わくわくする書物紹介エッセイでした。海外の娯楽文学を除けば、科学、天文学、宗教、そして一寸色欲趣味、とカヴァーする分野が私と被っていて正しく共感ものでした。(◎2016年・夏)2020/01/18
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