出版社内容情報
本書は、第Ⅰ部において、ハイデガー、西田幾多郎、レヴィナスなど、幾多の哲学者をめぐって考察を深めてきた著者の到達点を示す。そこに浮かび上がってくる「実在」と「時」という対象に照準を定めた著者は、第Ⅱ部において、フッサールやパトチカなどの思索を梃子に、来たるべき哲学を新たな形而上学として予告する。
内容説明
ハイデガー、西田幾多郎、レヴィナス―幾多の哲学者をめぐって考察を深めてきた著者の到達点を示し、そこに浮かび上がる「実在」と「時」に向かって来たるべき哲学を新たな形而上学として予告する。
目次
形而上学とは何か
第1部 形而上学(哲学の「終わり」―ハイデガーに;絶対―西田幾多郎に;不在の神、あるいは国家―レヴィナスに)
第2部 実在(表現―西田幾多郎から;現象―フッサール/パトチカから;時―あるいは「実在」)
著者等紹介
斎藤慶典[サイトウヨシミチ]
1957年神奈川県生まれ。1987年慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。哲学博士(2000年)。現在、慶應義塾大学文学部教授。専門は現象学、西洋近現代哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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