外交証言録 湾岸戦争・普天間問題・イラク戦争

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000257800
  • NDC分類 319.1
  • Cコード C0031

出版社内容情報

宇野・海部内閣で総理大臣秘書官を務め湾岸戦争時における官邸外交で大きな役割を果たし,防衛計画大綱や普天間返還交渉,ガイドラインの見直しといったポスト冷戦期の安全保障政策にも深くかかわった元駐英大使・折田正樹.そのオーラル・ヒストリーである本書は,外交交渉を考察する際に複眼的な視座を与えてくれる貴重な資料である.

内容説明

宇野・海部内閣で総理大臣秘書官として湾岸戦争時に官邸外交を支え、防衛計画の大綱や普天間返還交渉、ガイドラインの見直し、イラク戦争といったポスト冷戦期の安全保障政策に条約局長・北米局長として深く関わった元駐英大使・折田正樹。資源外交、国連改革などに幅広く取り組み、天安門事件や東欧革命をもフォローした彼のキャリアをたどるオーラル・ヒストリーは、外交交渉を考察する際に複眼的な視座を与えてくれる貴重な資料である。

目次

外務省入省まで
東南アジア・石油危機・日ソ関係―在英大使館、アジア局、条約局、在ソ大使館
一九八〇年代の日米関係―OECD、大蔵省主計局、条約課長、在米大使館参事官
天安門事件―宇野首相秘書官
冷戦の崩壊―海部首相秘書官(1)
湾岸戦争―海部首相秘書官(2)
対ソ外交とアジア外交―海部首相秘書官(3)、在香港総領事
防衛計画の大綱と沖縄米軍―条約局長、北米局長(1)
普天間返還合意への道―北米局長(2)
天皇訪欧とデンマーク―駐デンマーク大使(兼駐リトアニア大使)
イラク戦争と歴史和解
常任理事国入りを目指して
外交官生活四〇年

著者等紹介

折田正樹[オリタマサキ]
1942年7月東京都生まれ。1961年3月東京都立日比谷高校卒業。1964年9月国家公務員上級試験合格、外務公務員採用上級試験合格。1965年3月東京大学法学部卒業。1965年4月外務省入省、外務省研修所入所。7月在連合王国大使館外交官補、在外上級研修員。1965年10月英国オックスフォード大学留学(セント・キャサリンズ・コレッジ)。1967年7月在連合王国大使館三等書記官。1969年7月アジア局南東アジア第二課

服部龍二[ハットリリュウジ]
中央大学総合政策学部教授。神戸大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(政治学)。著書に『日中歴史認識―「田中上奏文」をめぐる相剋1927‐2010』(東京大学出版会、2010年)、『日中国交正常化―田中角栄、大平正芳、官僚たちの挑戦』(中公新書、2011年、第11回大佛次郎論壇賞、第23回アジア・太平洋賞特別賞受賞)など

白鳥潤一郎[シラトリジュンイチロウ]
慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程在籍、日本学術振興会特別研究員。論文に「エネルギー安全保障政策の胎動―石油市場の構造変動と「対外石油政策」の形成、1967‐1973」(『国際安全保障』第38巻第4号、2011年、2011年度国際安全保障学会最優秀新人論文賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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takao

2
ふむ2023/08/14

メルセ・ひすい

1
筆者曰く、敗戦後米国の核の傘の下で、日本経済は復興し、非常に大きくなり生活の質も上がった。それは、日本国民の努力の賜物であるが、「国際社会での中」で成し遂げられたということをことを銘記したい。筆者は冷戦下からポスト冷戦までの国際政治と日本外交を、宇野・海部内閣で総理大臣秘書官として湾岸戦争時に官邸外交を支え、防衛計画の大綱や普天間返還交渉、ガイドラインの見直し、イラク戦争といったポスト冷戦期の安全保障政策に総理大臣秘書官・条約局長・北米局長・駐英大使などを歴任した、折田正樹の足跡とともにたどる。2013/04/15

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