出版社内容情報
きいろに オレンジ、あかに ピンク、あおくて みどりで むらさきいろで、くろくて しろい、ぞうのエルマー。でも、みんなと同じぞう色になりたくて……。世界20か国以上で愛されている人気キャラクターの物語が、10冊シリーズとして装いもあらたに復刊です!
著者等紹介
マッキー,デビッド[マッキー,デビッド][McKee,David]
1935年イギリス南デボン州生まれ。美術学校在学中から風刺漫画の仕事を始め、卒業後には雑誌「パンチ」や新聞などに絵を描く。1964年に初めての絵本『TWO CAN TOUCAN』を出版。また絵本のほかに、アニメーションの制作などにも取り組んでいる。南フランス・ニース在住
きたむらさとし[キタムラサトシ]
1956年東京生まれ。1979年にイギリスに渡り、数年後より絵本を作り始めた。ハーウィン・オラム氏とのコンビでつくった『ぼくはおこった』(評論社)でマザーグース賞、絵本にっぽん賞特別賞を受賞。ロンドン在住
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
334
作者(絵と文)のデヴィッド・マッキーはイギリス生まれの絵本作家。この『ぞうのエルマー』は人気作のようで、シリーズが少なくても13冊出版されている。本書はその第1作目。この作品の価値はもう絵に尽きるといっていい。カラフルなパッチワークのぞうのエルマーを着想したことがすべての始まり。周りの小鳥たちや花、山なんかもいたってカラフルで楽しさと躍動感にあふれている。ジャングルで出会う動物たちの眼の表情も面白い。最後のぞうたちのヴィヴィッドカラーのオンパレードも心が浮き立つ楽しさ。 2023/11/12
YM
94
かわいいパッチワーク柄の象さん。1人だけこんなに違ってたら不安だろうなあ。でも持ち前の明るさもあって、まわりのみんなも優しくてわらいあって。結局その場全体が華やいでいて。なんか仲間っていいなあ。。という訳でぞうのエルマーのスティックシュガーを持って、ご近所さんに引っ越しのご挨拶へうかがうことにしました。2015/02/12
優希
88
小さい頃大好きだった絵本なので懐かしかったです。カラフルなぞうのエルマー。皆と同じぞうになりたくてぞう色になるけれど、結局エルマーはエルマーなのが一番だと思いました。個性について考えさせられる意外と深い絵本だったんですね。エルマーの日を作って他のぞうがカラフルになってエルマーがぞう色になるのも楽しいです。2015/12/20
山田太郎
54
娘なんかえらく気に入ってるようで、エルマ-エルマ-って連呼しています。2015/03/02
kiisuke
43
5冊目のエルマーシリーズ。こちらが一番最初のお話でした。前に読んだお話との繋がりを発見♪親子で「なるほどね〜」と楽しめました。ですが一番感動したのは、私がずっと気になっていた「エルマーはそもそも何故パッチワークなのか?」という疑問の答えが何も書かれていなかったこと。エルマーは最初から当然のようにパッチワークだったのです。「あ〜面白かった」と、ふつうに満足している子どもたち。そうか、エルマーのパッチワークの由来なんかどうだっていいのかも…。どんな存在もそのまま認めて受け入れられる柔らかい心は見習いたいなぁ。2016/05/19