出版社内容情報
文学は基本的に、分析・批評するためのものではない。楽しんで読み、味わい、その結果、心が豊かになるためのものではないか。──このような見方で、長年にわたってアメリカ文学の愉しみ方を語ってきた著者のアメリカ文学随想集。ホイットマン、マーク・トウェイン、児童文学、大衆文学を含め45篇を集成。好評を博した『わがアメリカ文化誌』の姉妹編。
内容説明
文学は基本的に、分析・批評するためのものではない。愉しんで読み、味わい、その結果、心が豊かになるためのものではないか。このような見方で長年にわたってその愉しみ方を語ってきた著者のアメリカ文学に関する随想を集大成。マーク・トウェイン、ホイットマン、メルヴィル、ヘンリー・ジェイムズから児童文学(ワイルダーなど)、大衆文学まで、書下ろしを含め45編を収録。好評を博した『わがアメリカ文化誌』の姉妹編。人名・書名索引を付す。
目次
1 形成期のアメリカ文学
2 「アメリカン・ルネッサンス」から「金めっき時代」へ
3 ホイットマンとマーク・トウェイン
4 アメリカの児童文学
5 二十世紀アメリカ文学の脇道
6 アメリカ文学の研究
著者等紹介
亀井俊介[カメイシュンスケ]
1932年岐阜県生まれ。東京大学名誉教授。岐阜女子大学教授。『近代文学におけるホイットマンの運命』(1970)で日本学士院賞。『サーカスが来た!―アメリカ大衆文化覚書』(1976)で日本エッセイストクラブ賞。『アメリカン・ヒーローの系譜』(1993)で大佛次郎賞を受賞。文学・文化の精緻な「読み」を土台にしながら、大衆文化・比較文化に視野をひろげ、独自のスケールの大きな学風によって、日本におけるアメリカ文学・文化の研究の道を拓き続けてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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