出版社内容情報
◆数多くの患者さんの死を看取ってきた医師が考える命と死について本音で語った1冊です。◆医師になってたくさんの患者を看取ってきて、父親の死、自分のがんを経験して、死を自分ごととしてとらえ、さらに患者さんやそのご家族の気持ちに寄り添えるようになったといいます。◆命とは、生きることとは、死とは……について大切なことを、33の項目で丁寧にお話します。◆よりよく生きるためには「死を考えること」が大切です。「どう死ぬか」を考えることで「どう生きるか」が変わるといいます。◆大切な人を見送るとき、本人も家族も「しあわせだった」と思えるよう、後悔の少ないお別れができるよう、一緒に考えてみませんか?
内容説明
明日死ぬならやりたいことをしたいと思いませんか?3000人を看取った在宅医と考える幸せなさよならとは?誰もが避けてきた命と死の問題に、真摯に向き合う一冊。在宅医たんぽぽ先生と患者さんたちの命の物語も多数紹介。
目次
第1章 “死”について考えよう(“死”に向き合い“死”を考えることで人生が充実する;“死”は未知のもの 知らないから怖いと感じる ほか)
第2章 “命”について考えよう(余命について考える“患者本人の場合”;余命について考える“家族の場合” ほか)
第3章 “在宅医療”という選択(誰でもどんな状態でも自宅で過ごせる;老老介護、独居でも自宅で過ごせる ほか)
第4章 “最期の時”どうなるのか(最期が近づいてきた“死の迎え方”;最期が近づいてきた“1~2週間” ほか)
著者等紹介
永井康徳[ナガイヤスノリ]
医療法人ゆうの森 たんぽぽクリニック医師。愛媛県の僻地診療所勤務ののち、2000年に愛媛県松山市で、四国で初めての在宅医療専門のたんぽぽクリニックを開業。「理念」と「システム」と「人材」のすべてを高いレベルで維持して在宅医療の質を高めることをめざし、現在は常勤医10人、職員100人の多職種チームで在宅医療を主体に、有床診療所、外来の運営も行っている。平成22年には市町村合併の余波で廃止となった人口約1200人の町の国保へき地診療所を民営化し、開設4カ月で黒字を達成。そのへき地医療への取り組みは平成28年に第1回日本サービス大賞地方創生大臣賞を受賞。全国各地での講演を行い、「全国在宅医療テスト」や「今すぐ役立つ在宅医療未来道場(通称いまみら)」「流石カフェ」など在宅医療の普及のためのさまざまな取り組みを行っている。コロナ禍で現地講演会が難しくなってからは、YouTubeで「たんぽぽ先生の在宅医療チャンネル」を開始している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。