ルミナリーズ

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  • サイズ A5判/ページ数 748p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000256025
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

舞台はゴールドラッシュに沸く19世紀ニュージーランド。隠者の死と娼婦の悲劇、失踪した金鉱掘り……事件の真相を求めて12人の男が集う時、輝く者たちは天球を廻りはじめる。野心的な構想と創意溢れる設計、圧倒的長大さで世界を驚嘆させた2013年ブッカー賞受賞作。最後の2頁に、すべての運命が帰着する。

内容説明

舞台はゴールドラッシュに沸く一九世紀ニュージーランド。隠者の死、娼婦の悲劇、金鉱掘りの失踪…。事件の真相を求める一二人の男たちの会合に新参者が闖入し、輝く者たちは運命の天球を廻りはじめる。鏤められた手がかりが加速度的に繋ぎ合わされ、緊張ののち全ての謎が解きほどかれる、超大作ミステリー。二〇一三年ブッカー賞受賞。

著者等紹介

キャトン,エレノア[キャトン,エレノア] [Catton,Eleanor]
1985年カナダ・オンタリオ州生まれ、ニュージーランド・クライストチャーチ育ち。ウェリントン、ヴィクトリア大学国際近代文学研究所にてクリエイティヴ・ライティングの修士号を取得。デビュー作The Rehearsal(未邦訳)でクリエイティヴ・ライティング・アダム賞ほか受賞。本作『ルミナリーズ』では、ブッカー賞(2013年当時最年少受賞者)はじめ多数の賞を受賞

安達まみ[アダチマミ]
1956年東京都生まれ。聖心女子大学教授。東京大学大学院人文科学研究科(英語英文学)修士課程修了。シェイクスピア研究所(バーミンガム大学)にて博士号(文学)を取得。初期近代英文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

66
19世紀、ニュージーランドのゴールドラッシュ。ホテルで居合わせた男達、12人には散りばめられた謎と関りがあった。謎はカーヴァーがウェルズ氏とされた誤認、ウェルズ氏の失踪、毒婦リディアの企み、有望な金鉱が一夜にしてへぼ山とされた理由、判事の兄殺害事件を巡る法と復讐の共通項、阿片の過剰摂取で自殺未遂とされた娼婦、その彼女のドレスから見つかった金塊など。各章がホロスコープを扉としており、各人物は星座、謎に関わる人物は恒星として暗示されるという占星術のような神秘めいた造りでワクワクしながら頁を繰っていた。2023/02/01

ヘラジカ

61
類稀なる密度と威容を誇る歴史ミステリー小説。本自体が予言書のような体裁をとっているのが特徴的で、長大ではあるものの広がり過ぎず、複雑になり過ぎずの絶妙なバランスを保っている。錯綜する人々の行動描写にも、構成が巧みだからか殆ど登場人物一覧を参照することなく読み切ることが出来た。読書中に兎角名前を忘れがちな自分にとっては驚くべきことだ。全体図を掴むまでに多少の忍耐は強いられるが、半ばを過ぎた辺りからは巻を措く能わず。短期間で集中して読んだため手首を痛めかけた程である。今年の締め、若しくは年初にお勧めの一冊。2022/11/29

かんやん

30
権威ある文学賞を受賞した大長編というよりは、ロバート・ゴダードとかケイト・モートン流のミステリに近い感じかな。最初に複数の謎を散りばめておいて徐々に真相が明らかになっていくところ、多くのキャラが動き回り同時にストーリーが展開し、良い所でシーンが切り替わったりするところ、ご都合主義なところなど、連続ドラマ的でもある(実際ドラマ化されている)。文章も書き出しこそ詳細な描写があるものの、しだいに簡潔になってゆき、セリフのやりとりが本当にTVドラマみたい。見事な構成力ではあるが、謎を放置したり、感心しないなあ。2023/01/04

ケイトKATE

24
2013年ブッカー賞受賞作である『ルミナリーズ』は、19世紀中盤のニュージーランドを舞台にしたディケンズ風の体裁を取ったミステリー大作である。概要は、隠者クロスビー・ウェルズの死の原因と、元娼婦アンナ・ウェザレルと採掘者エメリー・ステインズが事件に関与していたのか、ゆっくりと謎が明かされる。本書は、登場人物が多くそれぞれのエピソードが細かく書かれている反面、主役級(ウォルター・ムーディーが主役?)の登場人物の存在が薄い気がした。私は中断しながら読書したので、集中力を持って読めば物語を楽しめるかもしれない。2025/03/28

maja

21
19世紀のゴールドラッシュに沸くニュージーランドを舞台に、登場人物たちに星の動きがあてられるユニークな構成でどこかモダンな感じがする群像劇。「水星、人馬宮に入る」、新天地に降り立った男は喫煙室で集う12人の男と出くわす。やり取りのなかふいに彼は何かが進行していることに気づくのだ。描かれる登場人物たちの影が伸びて散らばる謎に重ねられていく。終盤、運命的な出会いのふたりに一気に寄せられていく流れに、北極星が足元に見えるというかの地の登場人物たちそれぞれの物語も夜空を駆け抜けていくよう。2023/09/09

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