出版社内容情報
市井の人々の肖像と人の住む場所としての都市を撮り続け,世界で注目される写真家が,自らを写真に向かわせるものは何か,その原点をもとめて,故郷・醍醐村での原体験,インドやアナトリアの旅の記憶,そして多摩川縁での日常を軽やかに行き来しながら綴ったエセー.人間と
内容説明
ふる里醍醐村とインドやトルコへの旅の記憶から浮かび上がる写真の原点。
目次
二〇〇六年
二〇〇七年
二〇〇八年
二〇〇九年
二〇一〇年
二〇一一年
二〇一二年
著者等紹介
鬼海弘雄[キカイヒロオ]
1945年、山形県寒河江市生まれ。写真家。主な著作に『王たちの肖像』(矢立出版、1987:日本写真協会賞新人賞、伊奈信男賞)、『INDIA』(みすず書房、1992:「写真の会」賞)、『PERSONA』(草思社、2003:土門拳賞、日本写真協会賞年度賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
1
ふむ2019/12/22
メルセ・ひすい
1
「山形新聞」`06~`12.04 モノクロ写真 インド、トルコの地方小さな町、まだ自然と共に生活し、物を大切にして、質素に暮らす人々のたたずまいに、ふるさつの古い記憶が呼び起こされ懐かしさが共振したりする。過去を懐かしがるのは、加齢の梯子に縋っているからに違いない。懐古はものを美しく飾ることも承知している。ただ、未来が見通せなくなった今、村の市井の人々の肖像と人の住む場所としての都市を撮り、世界で注目される写真家。その原点を求めて、故郷・醍醐村での原体験、インドやアナトリアの旅の記憶。多摩川縁での日常 2013/01/06