ミンネのかけら―ムーミン谷へとつづく道

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ミンネのかけら―ムーミン谷へとつづく道

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  • サイズ 46判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000248921
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

空が白むまでヴェイユの言葉に向き合ったソルボンヌでの日々、東京を訪ねてきた風変わりな旅人たちと過ごした一夏、ムーミンと出会いヤンソンの作品を翻訳するようになるまで……。東京-パリ-ヘルシンキ。旅の指針は、やりたいことだけをやる--。大切な人のミンネ(記憶)をつなぐ。過去はいま、確かな輪郭をとってわたしに寄り添い始める。

内容説明

空が白むまで、ヴェイユの言葉に向き合った学生時代、はじめて、自分のための彫刻を注文したパリのアトリエ。東京を訪ねてきた陽気な旅人たちとのにぎやかなひと夏、そしてムーミンと出逢い、ヤンソンの翻訳をひとり始めてからの日々。ミンネ(記憶)をつないでいくと、過去は確かな輪郭をとって、現在のわたしに寄りそい、ときに励まし、ときに戒めてくれる。ちょっと風変わりな人びとの記憶をつなぐみずみずしいエッセイ集。

目次

1(一四世紀に滅びさったカタリ派の痕跡を、パリで掘りおこす;パリのアトリエで、自分のための彫刻を注文する;パリで革命のこだまに耳を澄ます ほか)
2(タフで陽気な旅人たちが、北の国からやって来た;超絶運転のボンネットバスで、チベットを行く;一九六八年、戒厳令の夜、マリはプラハを去った ほか)
3(東京ではじめて会ったヤンソンは、「してやったり」とばかりに笑った;ヘルシンキのホテルのロビーに、綿入れを着たヤンソンが現われた;きらめく海を望む「塔のアトリエ」には、ヤンソンの人生が詰まっていた ほか)

著者等紹介

冨原眞弓[トミハラマユミ]
1954(昭和29)年生まれ。パリ・ソルボンヌ大学大学院修了。哲学博士。聖心女子大学哲学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

100
ムーミンの新訳者でヴェイユの研究者 もー、興味津々。 若き日のパリ時代から北欧との出会い、ヤンソン女史とのあれこれ 華がありますね。 ムーミンは音読すると心地よいらしく、ん、スウェーデン語かあ・・2021/01/25

帽子を編みます

47
この本すごいです。読友さんの一部に熱烈にオススメします。ヴェイユを学ぶためにパリに留学し、カタリ派を研究し、パリの友人が出来、ヴェイユの旧友の甥のカーン氏とも知り合う。北欧の友人が出来、スウェーデンで過ごし、島の漁師小屋の別荘で生活したり、ムーミンを知り、トーヴェ・ヤンソンの本を訳そうと、本人と交流を深める。どこをとっても興味深いです。ヤンソンにひかれて手に取りましたが、著者にも関心が向いてしまいました。とりあえず、ムーミンは通して読みます(決意)。それから、ほかにも読み進めようと思います。2020/12/06

qoop

6
シモーヌ・ヴェイユ研究者として留学したパリでの生活、日本で出会った友人たちを通じて培った北欧文化への親しみ、トーベ・ヤンソンとの交流など、著者の来し方を整理し、テーマ別のエピソード群で上手く綴って読ませる。ヤンソン/スウェーデン語への接近がどのようになされたのか興味があったのだが、出逢いに至るまでの経緯を重みを持って伝える構成で理解が深まる印象。著者の人生に引かれた一本の線を辿っているかのような読み心地だった。2021/03/16

ぽけっとももんが

5
ムーミンかわいい北欧おしゃれ、という今どきとは一線を画す。エッセイというには硬いけれども、学問が好きで興味を持ったことにはまっすぐ突き進む著者に敬愛の念を抱かずにはいられない。ゴトランド島を地図で確認して、いかに自分の脳内地図がいい加減かわかってびっくりした。すごく狭い海を囲んでるんだね、バルト三国やスカンジナビア諸国とは。2021/01/02

4
ヴェイユとトーベに対する著者のつながりに触れる、とても心地良い一冊だった。最終章(おわりにかえて)の著者の想いとその引用(ヴェイユの言葉)が、「記憶(ミンネ)の断片」につながる(つなげるようにと)、温かいメッセージをもらったような気がする。皆が個々、それぞれの断片をそう繋げるようにと。「過去、この世界の実在。しかも手が届かず、一歩たりとも近づけず、そこから発する光を迎えるべく、自身を方向づけるべき何か。だからこそ過去は、永遠にして、超自然的な実在性のすぐれた表象である。」(シモーヌ・ヴェイユ)2022/02/12

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