またね。―木内みどりの「発熱中！」

木内 みどり【著】

岩波書店（2020/06発売）

• サイズ 46判／ページ数 262p／高さ 19cm
• 商品コード 9784000248310
• NDC分類 772.1
• Cコード C0095

出版社内容情報

本気で世の中を変えたい！ 3・11を契機に、脱原発運動などに積極的に関わり、ひとりの人間として誠実に、そして自由に、自分にできることを追い求めた女優の木内みどりさん。二〇一九年に急逝した彼女が生前、自らの活動や熱い思いを書き続けたウェブ連載を一冊に。ほとばしる情熱をどう受け継ぐか。山本太郎氏、小出裕章氏も寄稿。

内容説明

本気で世の中を変えたい！３．１１を契機に、政治・社会問題に積極的に関わり、ひとりの人間として誠実に、そして自由に、自分にできることを追い求めた女優の木内みどりさん。二〇一九年に急逝した彼女が生前、自らの活動や想いを書き続けたウェブ連載を一冊に。ほとばしる情熱をどう受け継ぐか。山本太郎氏、小出裕章氏らも寄稿。

目次

はじめに―お帰りなさい、みどりさん（鈴木耕）
インタビュー　きっかけは３．１１（２０１４年６月）
わたし、ただいま「発熱中！」（２０１４年９～１２月）
隠さずに、世界へ発信（２０１５年１～３月）
あなたはひとりではない（２０１５年４～６月）
広がる「発熱中！」（２０１５年７～９月）
変革は一人ひとりから（２０１６年１～３月）
未来を変えるのはいま（２０１６年７～１１月）
反逆は終わらない（２０１７年６月～２０１８年１月）
みどりさんとともに
おわりに―いまもどこかで「発熱中！」（水野誠一）

著者等紹介

木内みどり［キウチミドリ］
女優。１９６５年劇団四季に入団。初主演ドラマ『日本の幸福』（６８年、日本テレビ）。映画は、三島由紀夫原作『潮騒』（７１年、森谷司郎）、『死の棘』（９０年、小栗康平）など話題作に出演。コミカルなキャラクターから重厚感あふれる役柄まで幅広く演じた。３．１１以降、脱原発集会の司会などを引き受け積極的に活動し続け、２０１８年７月からはウェブ・ラジオ「木内みどりの小さなラジオ」をひとりで制作・公開。２０１９年１１月、急性心臓死のため死去。享年６９歳（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[ツキノ]

2019年11月、亡くなったニュースで脱原発や選挙応援などの社会的な活動をしていたのだと知った木内みどりさん。web「マガジン9」に連載されたエッセイ（2014年6月～2018年1月）。3.11をきっかけに大きく生き方を変え、学習魔となって脱原発を目指し、自分のできることをしようと行動開始。デモなどに参加するうち司会を頼まれ、提案もし、英語でスピーチをするまでに。辺境、秘境、未開地好きで50か国以上を訪れて…と、なんともパワフル。2017年6月、66歳のときの「まだ、できることはある！」が印象的。

2020/08/03

[ふう]

発熱中！　が移ったように、みどりさんの熱が伝わってきた。3.11を境に、反原発、脱原発を自然体で行動で示す、嘘のない生き方を全うした彼女を、すごいな、というのはなんか違う。傍観者でいていいの？　とそれぞれの人生の主体であることを強く求められた気がしている。

2020/10/31

[おーね]

一人の記録。表紙の写真、いろいろな思いがこもっているように感じます。

2020/08/02

[えっちゃん]

綺麗なシルバーヘアに可愛らしいワンピース姿、最高の笑顔でバンザイしている木内さんの表紙の写真がものすごく印象的です。訃報を載せたツィッターの写真とことばだったそうで、木内さんらしい「またね。」というタイトルも「マガジン9」というウェブサイトのコラムのタイトルである「発熱中！」というサブタイトルもいいなと思います。誰もが知っている女優ではありますが、政治に社会問題に、本気で世の中を変えたい！と発熱している姿を残した木内みどりさん。早過ぎではありますが、素晴らしい人生ではなかったのではないでしょうか。

2020/09/23

[chuji]

久喜市立中央図書館の本。2020年6月初版。木内さんは女優と云うより「元気が出るテレビ」のレギュラーの印象が強かった。エネルギッシュな人だったのだなぁ。

2020/07/22