忘却された支配―日本のなかの植民地朝鮮

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  • サイズ B6判/ページ数 209p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000247917
  • NDC分類 369.37
  • Cコード C0021

出版社内容情報

宇部、北海道、紀州、知覧…。炭鉱や特攻で死んだ朝鮮人犠牲者を追悼しようとする各地の試みをたどる。

内容説明

戦争体験と比べて、意識されることの少ない「植民地支配」の記憶。だがふとした日常に、その消えない記憶、忘れられない遺物が見え隠れする。宇部、北海道、筑豊、紀州、知覧、そして四国…炭鉱や特攻で死んだ植民地出身の犠牲者を想起し、追悼しようとする人びとの営みをたどる。植民地支配の体験とはなにか、それは日本にどのような感情や記憶を刻み、当時と今になにをもたらしているのか。毎日新聞の連載「支配した国 強制の記憶」をもとに単行本化。

目次

第1章 強制を思い出す―宇部
第2章 骨と碑の戦後史1―北海道
第3章 骨と碑の戦後史2―筑豊
第4章 追悼と謝罪の間―紀州
第5章 朝鮮人の特攻―知覧・万世
第6章 朝鮮ジェノサイド―四国
第7章 総督府官僚たち

著者等紹介

伊藤智永[イトウトモナガ]
毎日新聞編集委員。1986年入社、政治部、経済部、ジュネーブ特派員を経て、現在、コラム「時の在りか」を執筆中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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おかむら

45
戦後70年談話で「あの戦争に何ら関わりない、私たちの子孫に、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」と安倍は語ったが、それは日本から言っちゃいかんことだよ、とこの本を読むと強く強く感じます。植民地にされた側の心情になぜ思いが至らないのか安倍。炭鉱の強制連行の他にも、特攻隊や日清戦争時の東学党の乱の全く知らなかった史実も知れて驚いた。忘却以前に知らなかったことに恥じ入る思い。2017/01/20

Wataru Hoshii

2
毎日新聞の連載記事の書籍化。かつて朝鮮半島が「植民地」であったことが、日本国内にどのような「記憶」として残っているのかを探ったルポルタージュ。浮かび上がってくるのは、この記憶を巡る言葉が(論者の左右を問わず)硬直しがちであり、そこには必ず対立とすれ違いが起こり、結果として歴史的事実に正面から向き合うことが困難になっているという現実だ。たぶんこれは、日本人が最も忘れたい、あるいは正当化したいと思っている過去のひとつなのだ。現代の日本人として、とても難しい、でも考えなければならない問いを突き付けられた感じ。2016/10/17

ミネチュ

1
日本に残る遺跡や資料を紹介しつつ日本の朝鮮支配について考える本。出版されてまもなく知り読みたいと思っていて、やっと読めました。 これはすごくいい本です。期待通りの本。 かつて日本でこういうことがあった/日本がこういうことをしたということはよく知っておく必要があると思う。 2016/11/23

えんさん(연싼)@読書メーター

1
戦争によって日本国内で亡くなった人は、何も空襲や原爆によるものだけではない。また死者の中には強制連行された朝鮮人も含まれている。しかし彼らの存在は「犠牲者」から除外され、忘れられていた。本書は日本国内において地道に忘れられていた人々を記録する活動に注目しながら、歴史認識問題について何とか問おうとしている。個々人を記録しなおす活動が地道に続けられている一方で、加害の歴史を曖昧に、あるいは無かったようにする日本国という大きな動きがある。この2つの動きをきちんと相対化したいと思う。2016/10/29

100名山

0
著者の感情が先走り、折角の事実の積み重ねが説得力を削ぐ。また事実の解釈も著者がしてしまい、読者の発見を邪魔している。しかしながら私の知らない事実も多くあり、参考になったのは間違いない。2017/07/08

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