内容説明
北ベトナム側にとってベトナム戦争の真実とは何か。ジャングルの戦争の日常、最前線の病院を描き出す傑出したドキュメント。人間を描く白眉の戦記。
目次
第1章 準備
第2章 出発
第3章 国境の十字路
第4章 中部高原の病院
第5章 一九六八年申年のテト
第6章 苦難の時
第7章 全戦場陸軍医療協議会
第8章 野戦病院Z25
第9章 中央翼への帰還
第10章 帰郷
著者等紹介
レ・カオ・ダイ[レカオダイ][L^e Cao D`ai]
1928‐2002年。ハノイに生まれハノイ医学大学卒業後、103、108陸軍病院の外科医を務める。抗仏戦争時代から各地を転戦し、1966年から8年間中部高原の最前線の野戦病院で傷病兵の治療に従事する。戦後ハノイ医学大学の教授として枯葉剤被害者救援の活動に従事。「ベトナムにおける化学戦争の被害調査国内委員会」の代表を務めた
古川久雄[フルカワヒサオ]
1940年生まれ。京都大学大学院農学研究科博士課程中退。京都大学東南アジア研究センター、アジアアフリカ地域研究研究科教授などを経て、京都大学名誉教授、NPO平和環境もやいネット代表。専攻=土壌学・東南アジア地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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