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ボルネオ―燃える大地から水の森へ

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  • サイズ B6判/ページ数 159,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000247658
  • NDC分類 653.29
  • Cコード C0036

内容説明

赤道直下ボルネオ。ここに、地球温暖化の最前線がある。あいつぐ乱開発で「燃える大地」と化した泥炭湿地。火のついた火薬庫さながらに燃え広がる森林。豊かな緑と生命を育んできた「水の森」は、いまや巨大なCO2排出源へと変貌した。その知られざる実態に迫り、生態系再生の糸口をさぐる。

目次

1 くずれゆく水の森(熱帯泥炭の分布と形成;河川からのカリマンタン開拓;「水の森」と熱帯泥炭の開発1メガライス・プロジェクト;「水の森」と熱帯泥炭の開発2メガオイルパーム・プロジェクト;「水の森」の発火;不法伐採による「水の森」の荒廃と民族抗争)
2 熱い燃焼・冷たい燃焼(熱帯泥炭火災の規模と頻度;熱帯泥炭火災と地球環境問題;熱帯泥炭火災と大気汚染;熱帯泥炭の燃焼特性;熱帯泥炭火災の延焼過程;冷たい燃焼による二酸化炭素放出;おわりに)
3 レッド・エコシステム(インドネシアで生物が多様なわけ;動物の多様性喪失の現状;「水の森」植物の特徴;再生への取組み;おわりに)
4 変貌する水辺(水圏におけるスンダ陸棚の痕跡;メガライス・プロジェクト地域の水路網;インドネシアの湖の研究史;カハヤン川沿いの三日月湖;三日月湖の生態系;低湿地の生物と水域の保全;水圏の有用植物と栽培)
5 水の森をとりもどす(ダヤック族の自然とのつきあい方と農業;「水の森」のサトヤマシステム)

著者等紹介

大崎満[オオサキミツル]
1950年生まれ。北海道大学大学院農学研究院教授。専門は、植物栄養学、根圏制御学、栄養生態学

岩熊敏夫[イワクマトシオ]
1947年生まれ。北海道大学大学院地球環境科学研究院教授。専門は、陸水生態学、動物生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ユーリ

1
水があるから分解されない。分解されない場所が「泥炭湿地」。乾燥して、分解がすすむと「冷たい燃焼」、さらに森林火災までなると「熱い燃焼」。こんな前から言ってたことなのか。東南アジアが貧弱な生態系と土壌という意味が少しは理解できました。」2016/11/10

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