出版社内容情報
中国はいまや近くて遠い隣人となった。国家間の緊張がお互いの本当の姿を見えなくさせている。本書に登場する中国の庶民は、日本の庶民と同様、誰もが日々の暮らしを大切にし、様々な困難を乗り切ろうと苦闘している。著者ならではの卓抜な観察力とユーモアが描き出すその面影は、限りなく懐かしい。『図書』好評連載エッセイの単行本化。
内容説明
中国はいまや近くて遠い隣人になった。国家間の緊張がお互いの本当の姿を見えなくさせている。本書に登場する中国の庶民は、日本の庶民と同様、誰もが日々の暮らしを大切にし、様々な困難を乗り切ろうと苦闘している。竹内好や丸山眞男の卓抜な読み手であり、魯迅をこよなく愛する著者ならではの卓抜な観察力とユーモアが描き出す彼らの面影は、日本人にも限りなく懐かしい。好評『図書』連載エッセイの単行本化。
目次
ねじれながら動いていく歴史 2009.4
山寨文化 2009.6
『二十四城記』と労働者の尊厳 2009.8
農民の面影 2009.10
歴史への旅 2009.12
直行便で台湾に行く 2010.2
小驢馬市民農園 2010.4
庶民の「契約精神」 2010.6
散歩元年 2010.8
漢方の哲学 2010.10〔ほか〕
著者等紹介
孫歌[ソンカ]
1955年、中国吉林省長春生まれ。中国社会科学院文学研究所研究員。日本政治思想史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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