フツーの子の思春期―心理療法の現場から

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000246491
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C0037

内容説明

「証拠を見せて下さい」、選択肢が多いとしんどい、葛藤のない相談室登校、冬ソナ、スクールカースト、ジャニヲタ、「友だち解散式」…今どきの、ちょっと理解に苦しむ新しいスタンダード「フツーの子」の思春期の迷宮のありように迫る力作。

目次

1 「ふつうの子」と「フツーの子」(「ふつうの子」がふつうじゃない!?;子どもをとりまく環境)
2 女の子たちの思春期(こころの影;ネットのなかの影;影のない友人関係)
3 思春期とイメージ(大人にとっての思春期の意味;思春期とジャニーズ)
4 思春期と超越体験(思春期と異界;フツーの子と異界)
5 思春期と心理療法

著者等紹介

岩宮恵子[イワミヤケイコ]
1960年生まれ。臨床心理士。島根大学教育学部教授。教員や心理職をめざす学生たちに対して講座で教鞭をとる傍ら、スクールカウンセラーとして、思春期の子どもたちと対話を重ねている。小説だけでなく、漫画やアニメにも詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きんぎょっち

12
思春期の課題を乗り越えるには「物語」が有効、というのは自身の思春期を振り返るとよく理解できる。「別に、フツー」しか言わない、自分の葛藤すら自覚できない幼い最近の子たちも、ジャニーズや異界ものファンタジーの力を借りて思春期のプロセスを進んでいるのは同じなんだと思った。この本で、冬ソナや幻のどらえもん最終話、ヒカルの碁など、あらすじを初めて知った。そしてそれらの話がティーンになぜ人気があるのかが理解できた。他に著者のディズニーの視点から思春期を取り上げた本も読んだが、少年少女に寄り添う姿勢は本当に素晴らしい。2018/05/23

わたし

9
「ふつう」に考えると理解しにくい「フツー」の子が増えている。そのフツーの子とはどんな子なのかを、現場から実例と共に読み解く本。20代の私が読んでも理解できない言動が多く、著者の悪戦苦労ぶりが目に浮かんだが、自分の思春期体験を思い起こしながら読むとクラス内のカースト制度、アイドルやアニメへの傾倒など分かりやすい身近なケースもあり、興味深く読めた。~が悪いという投げ出しの結論ではなく、根気強く臨床を重ね思春期の揺れ動きを見守りあくまで中立の視点を一貫しているのに強い好感を思った。他の著書も読みたい。お勧め。2013/08/05

くりこ

8
今までのスタンダードを「ふつう」今どきの新しいスタンダードを「フツー」として思春期のありようが書かれています。今どきの小中学生のつかみどころのなさをモヤモヤとした思いでみていますが、主体のなさ、葛藤のもてなさ、共感能力の欠如、関心の偏り、自責感のなさ、他罰的…と言葉にして読んでみてなるほどと少しスッキリしました。が、このフツーさに一体どう対応して行ったらいいものやら…。著者岩宮さんのように根気強く寄り添っていくことしかない。とりあえず。2017/10/17

嘉月堂

4
思春期を甘く見てました。ジャーニーズとかヨン様とかも甘く見てました。こんな深い意味があったとは。思春期の女子がボーイズラブを必要とする理由も書いてくれるとよかったです。2013/12/08

くままー

3
思春期心性について再考したくて、再読。何回読んでも新たな発見がある本。「ふつう」「フツー」と答える子供たちの言葉の向こう側にある意図に、何があるのかを丁寧に読み解き、分析されているところがとても興味深い。ジャニーズや冬ソナにはまる大人達の心性にも言及されており、洒脱で軽快な語り口にすらすらと読めてしまうが、とても深い一冊。何回でも読みたいし、人にも勧めてみたいなと思う。2015/01/15

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