文化のオフサイド/ノーサイド

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000246217
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0036

内容説明

ここ十数年来の文化変化を中国と日本という二つの視点を通して点描し、地球経済の一体化、情報通信技術やニューメディア・テクノロジーの発達によって、かつて文化と文化のあいだにあった影響関係が、どのように多層的な結合関係になったか、また、来るべき将来に何をもたらすかなどについて、消費、メディア、教育、文学表象など複数の角度から検証する。異文化理解や文化受容などといったパラダイムの再編、および文化理論の再構築を視野に入れた、意欲的な現代文化批判。

目次

1 文化越境の現場から(テレビという名の「窓」;異空間としてのデパート;「内」と「外」の感受性をつなぐもの;断片化された「異文化」;変わりゆく「窓」の内側の風景)
2 溶け出す境界/閉じる境界(流動化する境界―文化のオフサイド/ノーサイドとは何か;文化批判のジレンマ;教える現場を揺らす文化の他者;〈大衆〉が消えた後に;情念消費としての言語ゲーム;漂流する家族像)
3 仕切りを壊すテクスト(映像を欲望する小説;回収された「民俗」の想像力;言葉の外に出るという試み;「歴史」になりすます文学)

著者紹介

張競[チョウキョウ]
1953年、上海市生まれ。華東師範大学助手を経て、日本留学。東京大学総合文化研究科比較文学比較文化博士課程修了。現在、明治大学教授。著書には『恋の中国文明史』(ちくま学芸文庫、読売文学賞受賞)、『近代中国と「恋愛」の発見』(岩波書店、サントリー学芸賞受賞)などがある

出版社内容情報

近年の急速な経済のグローバル化と情報技術の高度化は,異文化相互の関係に何をもたらしているのか.中国と日本の二つの文化を軸に,異文化理解と文化受容のあり方をさまざまな角度から考察する,意欲的な現代文化批判.