NHK「100分de名著」ブックス<br> 宮本武蔵『五輪書』―わが道を生きる

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NHK「100分de名著」ブックス
宮本武蔵『五輪書』―わが道を生きる

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  • サイズ 46判/ページ数 165p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140818619
  • NDC分類 789.3
  • Cコード C0091

出版社内容情報

わが道を極め、自在に生きる――剣術と人としての生き方を書き記した類まれなる書!

宮本武蔵(1582~1645)は、戦国時代を浪人(当時の表記は「牢人」)として生き、晩年は熊本にて細川家につかえた剣の達人である。
13歳で初めて剣の勝負をし、21歳からは都に上ったのち全国武者修行を始め、29歳までに60あまりの勝負をして、一度も敗れたことがなかったという。この時代、牢人たちは仕官の途を得るため、武名を上げる必要があり、武者修行という命がけのリクルート活動をしていたのだ。武蔵がそこで体得した剣術の極意を、晩年に著したのが『五輪書(ごりんのしょ)』である。
そこには、剣で敵を倒すための方法が書かれているが、それにとどまらず、厳しい鍛錬に耐え驕らない自分を保つための心得や、状況を見きわめ正しい判断をするための極意をはじめ、敵を知る(相手の立場に立つ)ことの重要性、突飛な手法の戒め、鍛錬の先に開ける自由などが記され、現代を生きる私たちに多くの示唆を与え、また活用できると著者はいう。その表現は文学的かつ哲学的で、それゆえに「名著」として読み継がれてきた。宮本武蔵研究の第一人者の一人である著者が、この歴史的名著を懇切でリアルに読み解いてゆく。
2016年5月に放送された「NHK100分de名著」テキストに「書き下ろし特別章」を加えた、待望の「名著ブックス」版。

第1章 兵法の道はすべてに通じる/第2章 自己を磨く鍛錬の道/第3章 状況を見きわめ、活路を開く/第4章 己が道に徹して、自在に生きる/ブックス特別章/宮本武蔵 略年譜/読書案内

内容説明

戦国末から江戸初期を生きた宮本武蔵。彼が最後に書き遺した『五輪書』は、剣の極意を合理的に分析し、すべてにおいて人に優れんとする武士の生き方と、広い視野に立って世の中のあり様を見て、人それぞれの道を徹底する生き方を説いている。武蔵の強い意志によって書かれた『五輪書』は、現代を生きる私たちにもそれぞれに得るところがあるはずである。

目次

第1章 兵法の道はすべてに通じる(武士の生き方を後世に書き遺す;『五輪書』五巻の構成 ほか)
第2章 自己を磨く鍛練の道(「水の巻」の構成;自分で試し工夫する―実技書の読み方 ほか)
第3章 状況を見きわめ、活路を開く(「火の巻」の構成;場の勝ちを得る ほか)
第4章 己が道に徹して、自在に生きる(「風の巻」の構成;太刀の長さにこだわるな ほか)
ブックス特別章 わが道を生きる―宮本武蔵の生き方(「天下一」の自覚―二十歳代の『兵道鏡』の内容;「なおもふかき道理」の追求―壮年期、大名の「客分」として ほか)

著者等紹介

魚住孝至[ウオズミタカシ]
1953年兵庫県生まれ。放送大学教授。83年東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。専門は日本思想、実存思想、身体文化。国際武道大学教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

58
以前から「五輪書」に興味があったのでチョイス。2016年5月に放送された「NHK100分de名著」テキストに書き下ろし特別章を加えた一冊。「五輪書」とは、剣豪宮本武蔵が、武者修行という命がけのリクルート活動をして体得した剣術の極意を晩年に著した本。剣の極意だけでなく、すべてにおいて人に優れんとする武士の生き方と、広い視野に立って世の中のあり様を見て、人それぞれの道を徹底する生き方を説いています。現代人にも十分に通じる内容で勉強になりました。2024/12/26

ころこ

32
本書は吉川英治に代表される俗流な武蔵に対する先入観を解いて、実証的な資料による証拠やオリジナルに近いテクストに基づくことで、新たな武蔵像を読者に示している。著者による類書は、角川ソフィア文庫の現代語訳兼解説、岩波新書『宮本武蔵「兵法の道」を生きる』があり、より詳しくは『宮本武蔵-日本人の道』と『定本 五輪書』があるが、こちらは入手しにくい。中でも本書が最も新しく、平易で文意が取りやすい上に、第1章「地」、第2章「水」、第3章「火」、第4章「風」「空」と全体も捉えやすい。放送が16年で、本書の出版が21年な2023/06/23

無重力蜜柑

13
良著。やはりこのシリーズは信頼できる。剣術という具体的な技術を追求し、万芸に通ずる普遍的な「道」へと至る。観念的にそう論じるのは簡単だが常勝無敗の実績があった剣豪が言えば説得力が違う。武蔵は『五輪書』の中で儒学、仏教、兵学等の言葉を引用していない。また記された剣理は簡潔明瞭だ。仰々しさや複雑さなど無用である。そこには己の身体と経験のみによって掴み通られた、徹底的に個別具体的な真理がある。戦国末期から江戸初期という戦乱と平和をまたぐ時代に生きた人物だからこそ、到達し得た地点だろう。2024/07/14

Tadashi_N

12
武士道は生き方に通ず、多芸も勧めている。2024/07/12

GELC

12
原著に挑む前の予習として。最近、特に上達とはつまるところ、基本的な要素の練度を極限まで高めることに尽きると考えていたが、本書の示す修練の方法でも、基本の形のけいこを重ね、自分の感覚をつかみ、実践のあらゆる場面で有効なところまでもっていくことが語られているようだ。心構えとして、一つの道を徹底的に修することで、ある種の普遍性が開かれること。その為にも、広い視野を持ち様々なことに学ぶことが重要といいながらも、軸となる自分の道を選び、必要/不要を見分けてブレないように歩むこと。日本的というか・・・ストイック!2023/04/19

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