出版社内容情報
概念分析とフーコー流の知の考古学とを織り合わせ,現代哲学の潮流を変えてきたハッキング.自らの方法を「歴史的存在論」という形で提示した論文をふくめ,『言語はなぜ哲学の問題になるか』から『何が社会的に構成されるのか』に至る,四半世紀にわたる活動を一望する論集.著者自身による「ハッキング入門」.
内容説明
概念分析とフーコー流の知の考古学とを織り合わせ、現代哲学に大きなインパクトを与え続けてきたイアン・ハッキング。みずからの方法を「歴史的存在論」という形で提示した論文をふくめ、『言語はなぜ哲学の問題になるのか』から『何が社会的に構成されるのか』に至る、四半世紀にわたる多彩なテーマと活動を一望する論集。著者自身による「ハッキング入門」。
目次
歴史的存在論
五つの寓話
哲学者のための二種類の「新しい歴史主義」
ミシェル・フーコーの考古学
ミシェル・フーコーの未熟な科学
人々を作り上げる
自己を改善すること
いつ、どこで、なぜ、いかにして言語は公共的なものになったのか
歴史言語学についての夜想
根底的誤訳など現実にあったのか?
言語、真理、理性
歴史家にとっての「スタイル」、哲学者にとっての「スタイル」
ライプニッツとデカルト―証明と永遠真理
哲学的心理学者ヴィトゲンシュタイン
ドリームズ・イン・プレイス
著者等紹介
ハッキング,イアン[ハッキング,イアン][Hacking,Ian]
1936年生。トロント大学名誉教授、元コレージュ・ド・フランス教授
出口康夫[デグチヤスオ]
1962年生。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。哲学。京都大学大学院文学研究科准教授
大西琢朗[オオニシタクロウ]
1978年生。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。哲学。日本学術振興会特別研究員PD
渡辺一弘[ワタナベカズヒロ]
1979年生。京都大学大学院文学研究科博士後期課程、ネブラスカ大学リンカーン校博士課程。哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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