出版社内容情報
中国の国際関係の軌跡を,対外政策の基本方針と80年代以降の動向に重点を置いて解明する.日本,米国,ソ連・CIS,近接諸国との関係,華僑・華人問題を概観し,台湾・香港との関係を内政と関連づけて分析する.
内容説明
中国の対外政策、国際関係の五十年の歴史を、八〇年代以降の動向に力点をおいて叙述。日本、米国、ソ連・CISとの関係を軸に対外政策の基本方針を解明する一方、アジア近接諸国との関係、東南アジアの華僑華人問題にも言及する。また中国大陸の動向に大きく影響する台湾・香港との関係も含め、いずれも内政と対外関係との関連を重視して分析する。中国とその国際環境に関する現在望みうる最良のテキスト。年表、索引を付す。
目次
1 中国外交の五十年
2 日中政治関係
3 日中経済関係
4 米中関係の基本構造
5 中ソ・CIS関係
6 アジア近接諸国との関係
7 中台関係五十年略史
8 中港関係五十年史
9 中国の対外関係と華僑華人
著者等紹介
岡部達味[オカベタツミ]
1932年東京に生まれる。1955年東京大学教養学部卒業。東京都立大学教授を経て現在専修大学法学部教授、日中友好二十一世紀委員会日本側座長。国際政治学専攻。社会学博士
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