出版社内容情報
「現代の教養」を育てるためのガイドブック。
「文理横断型」の知を強調する読書案内として話題になった旧版刊行から4年。書目を大幅に入れ替え、新たな章を設け、「現代の教養」を育てる手がかりとなることをめざす。生涯学習用ガイドブックとしても最適。
内容説明
「文理横断型」の知を強調するユニークな読書案内として話題になった旧版の書目を大幅に入れ替え、「戦争と平和への希望」という新たな章を設け、「現代の教養」を育てる手がかりとなることをめざした。読みやすい解説文で、学生だけでなく、生涯学習用ガイドブックとしても役に立つ。人名・書名・事項についての詳細な索引付き。
目次
第1章 教養への誘い
第2章 人間の記録(人生とは何か;自らを語る;生と死;知に生きる)
第3章 パラダイムを超えて(知の誕生;科学の誕生;進化について;パラダイム・シフト)
第4章 戦争と平和への希望(戦争の傷跡;敗北とむきあう;ヒロシマ・ナガサキ;平和をつくる手がかり)
第5章 現代の重要問題(混迷する「現代」;危機に立つ地球;グローバリズム;「日本」という課題)
第6章 本の買い方選び方
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
116
広島大学の教授陣が作った書評集。新旧合わせて色んな本の紹介をされていて読みたい本がまたもや出来た。最後の本の選び方などは大学生向けだなと思ったし参考になる。2014/02/08
ももすけ
34
待ち時間にササッと流し読み。「大学新入生に薦める」というのが良い。学生の頃では、恐らく理解出来なかったかもしれない、真理が今なら分かるかもしれない、そんな本を何冊かメモって、これから読む本に追加したいと思います✨2022/06/04
壱萬参仟縁
23
5年前の本。 更に改訂版を期待したい。 101冊それぞれの中からさらに関連文献が 提示されるので、実際の冊数よりも多く、 お得感がある。 梅棹忠夫『世界史とわたし』NHKブックス、1997年 はあたってみたい。 来月、拙講義の課題となっているため。 酒井邦嘉『科学者という仕事』中公新書、2006年 は小保方さん問題で科学の社会的意義を再考するには 一読の価値がありそうだ。 カーネギー『カーネギー自伝』中公文庫、2002年 は社会に返す富の累積という意味では参考にしたい。 2014/04/27
kakoboo
14
これからの現代社会を生きていくうえでは高度に専門的な技術や知識が要求され、高等教育が要求されている。 そうした高度な専門性を現実の社会で役立てていくうえで教養(人間味溢れる理解力、洞察力、判断力)が必要になってくる。 暗い夜道を一人で歩くのは心もとない。そんなときにろうそくの光や松明の火があればどれだけ心強いだろうか。 この本を通じて我々は人生という道を灯す読書体験を養っていくことがこの本の望まれるところである。 どの本の紹介も綺麗にまとまっていて入門書としていい。今年はこの本を読んでいこう。 2015/01/02
もりの
13
またいつか必ず読みたい!2018/02/28