出版社内容情報
中央アジアを中心に活動していたソグド商人．千年の「シルクロード交易」の歴史的実態を明らかにする．
エチエンヌ・ドゥ・ラ・ヴェシエール［エチエンヌ ドゥ ラ ヴェシエール］
著・文・その他
影山悦子［カゲヤマ エツコ］
翻訳
内容説明
中央アジアを中心に活動を展開していたソグド商人。紀元前一世紀頃に始まった「シルクロード交易」の歴史的実態とは？中国・インド方面での交易、ソグディアナ本土での市場拡大、東西ステップ地域・イスラーム圏内における活動を、最終段階の紀元後一〇世紀まで資料をもとに、綿密にたどる。世界的研究者による中央アジア史研究の基本書。
目次
１ 古代のネットワーク―起源から三五〇年まで（ソグド人ネットワークの起源―年代幅を狭める試み；「古代書簡」をめぐって；インドとの交易）
２ 商業帝国―三五〇～七五〇年（ソグディアナ、中心的市場；中国において；構造）
３ 交易と外交―五五〇～七五〇年（テュルク・ソグド人社会；使節と商人―西方への道）
４ ネットワークの分断―七〇〇～一〇〇〇年（イスラーム世界のソグド人；断絶と同化）
著者等紹介
ドゥ・ラ・ヴェシエール，エチエンヌ［ドゥラヴェシエール，エチエンヌ］ ［ｄｅ ｌａ Ｖａｉｓｓｉ｀ｅｒｅ，´Ｅｔｉｅｎｎｅ］
１９６９年生まれ。フランス高等師範学校修了、フランス高等研究院にて博士号取得。同研究院歴史学・文献学部門講師を経て、フランス社会科学高等研究院教授。専門は中世中央アジア社会経済史
影山悦子［カゲヤマエツコ］
１９７２年生まれ。神戸市外国語大学大学院外国語学研究科博士課程修了（文学博士）。東京文化財研究所文化遺産国際協力センター特別研究員等を経て、奈良文化財研究所国際遺跡研究室アソシエイトフェロー。専門は中央アジア文化史（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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