出版社内容情報
日本古代史研究に大きな足跡をのこす著者の遺稿を編む。多様な魅力を伝える必読の一書。(解説・大津透)
内容説明
緻密な考証と斬新な発想―吉田史学の魅力の精髄を伝える。一九六〇年代の「雑徭」論文から九〇年代の通史まで古代史研究において必読の全一四本。
目次
1 律令国家形成の時代(律令国家の形成と東アジア世界;八世紀の日本―律令国家;九世紀の日本―平安京の新しい世界)
2 古代社会の成り立ち―ウヂ・イヘ・タトコロ(古代社会における「ウヂ」;ウヂとイヘ;祖名について ほか)
3 律令と格(律令と格;律令における雑徭の規定とその解釈;雑徭と古記 ほか)
著者等紹介
吉田孝[ヨシダタカシ]
1933年5月‐2016年12月。1958年東京大学文学部国史学科卒業。山梨大学教育学部教授、青山学院大学文学部教授などを歴任。専攻は日本古代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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