食のイタリア文化史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 456p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000234795
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0022

出版社内容情報

地域や社会階層によって異なる食の習慣や知識が,都市のネットワークに支えられて不断に交流・混交する歴史の中から,「イタリア的」食のアイデンティティは形成された。ヨーロッパの料理文化をリードしたルネサンス期から,地中海式食事法として今また新たな注目を浴びる現代まで,長い歴史と多彩な地方色を誇る食の伝統の変遷を考察する。

内容説明

百の都市と千の鐘楼をもつイタリアは、百の料理と千のレシピを誇るイタリアでもある。長い歴史のなかでさまざまな地域や社会層によって作り上げられた料理や食文化が都市のネットワークにささえられて互いに交流・混公交するところから、「イタリア的」食のアイデンティティは形成されてきた。古代ローマから始まって、ヨーロッパの料理文化をリードしたルネサンス期、そして地中海式食事法として今また新たな注目を浴びる現代まで、豊かな食の伝統の変遷をたどる。イタリアのみならず、広く食文化の歴史を知るうえでも必読の書。

目次

序章 交流がもたらす独自性
1章 物理的・精神的空間としてのイタリア
2章 イタリア風に食べる
3章 味覚の形成
4章 料理の順序
5章 料理を伝える―レシピ集
6章 食べ物の語彙
7章 料理人、居酒屋主人、主婦
8章 調理場における科学と技術
9章 食欲の歴史に向けて

著者等紹介

カパッティ,アルベルト[カパッティ,アルベルト][Capatti,Alberto]
1944年生まれ。イタリア、バヴィーア大学フランス語史講座助教授、食文化学大学教授

モンタナーリ,マッシモ[モンタナーリ,マッシモ][Montanari,Massimo]
1949年生まれ。イタリア、ボローニャ大学文学部中世史講座専任講師、食文化学大学教授

柴野均[シバノヒトシ]
1948年生まれ。東京大学大学院人文科学修士課程修了。信州大学人文学部教授。イタリア近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品