内容説明
新会社法は法令遵守体制である「内部統制」を義務付けた。しかし、エンロンなどの企業犯罪や不祥事はその「内部統制」でほんとうに防げたのか。会社法の問題点を浮き彫りにする。
目次
第1章 新会社法とは何か(改正の本質とは―自由化・規制緩和;核心としての内部統制問題;無用の長物、COSOフレームワーク―必要な内部統制とは ほか)
第2章 事件を「内部統制」から読み解く(事件の分析と防止のために;第一グループ―経営者の犯罪;第二グループ―管理職の偽装、管理責任違反 ほか)
第3章 日本企業を変えるために―日本型内部統制(内部統制への三つの素朴な疑問;内部統制と日本企業;日本型内部統制のあり方 ほか)
著者等紹介
牧野二郎[マキノジロウ]
1953年生まれ。弁護士。日本弁護士連合会情報特別委員会幹事、財団法人インターネット協会評議委員。インターネットでの市民の権利や、商取引での個人保護や認証問題(PKIなど)にネット創成期から関わってきた。インターネット弁護士協議会(Internet Lawyers Conference)代表(2002年2月退会)、財団法人国際貿易投資研究所電子商取引研究会委員、日弁連機関誌「自由と正義」編集委員、日弁連情報委員会幹事を経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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