内容説明
明治憲法以来つづいてきた「官僚内閣制」がいま、ようやく崩れつつある。ではそれに替わるべき、日本国憲法が本来意図していた「国会内閣制」とはどういうものなのか。官僚内閣制を正統化する「官僚法学」「講壇法学」を批判し、「市民法学」の形成をめざしてきた著者の長年の法学に関する論考を、ここに集成する。
目次
1 市民参加と法学的思考
2 市民型法意識と法社会学
3 現代法と政策法務
4 行政・行政学・行政法学
5 市民立法の発想と法務
6 市民立憲からの憲法理論
7 政策法務の過去・現在・未来
8 官僚内閣制から国会内閣制へ
補論 市民法学の提起と国会内閣制
著者等紹介
松下圭一[マツシタケイイチ]
1929年生まれ。法政大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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