内容説明
1986年『ダークナイト・リターンズ』は、アメリカンコミックスに後戻りができないほどの衝撃を与えた。2001年『ダークナイト・ストライクス・アゲイン』は、ヒーローコミックスの既成概念を覆すことに挑んだ。そして、生きる伝説フランク・ミラーとブライアン・アザレロの本作『バットマン/ダークナイト:マスター・レイス』で、暗黒の騎士はみたび現代に挑戦する!現代アメコミの礎となる傑作が、ついに邦訳化!
著者等紹介
ミラー,フランク[ミラー,フランク] [Miller,Frank]
アメコミ3大ライターの1人に数えられる巨匠
アザレロ,ブライアン[アザレロ,ブライアン] [Azzarello,Brian]
『100バレッツ』で人気を博した当代きっての人気ライター
キューバート,アンディ[キューバート,アンディ] [Kubert,Andy]
『バットマン』シリーズ(小社刊)を手がけた人気アーティスト
吉川悠[ヨシカワユウ]
翻訳家、ライター。アメコミ関連の執筆をしつつ海外コミックの翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
64
122冊目『バットマン/ダークナイト:マスター・レイス』(フランク・ミラー/ブライアン・アザレロ 作、アンディ・キューバート/クラウス・ジャンソン 画、吉川悠 訳、2019年2月、小学館集英社プロダクション) フランク・ミラーが手掛けるアメコミの金字塔『ダークナイト』 シリーズの第3作。約15年ぶりとなる新作である。 狂信者によるテロリズム、BLM、フェミニズムなど、社会情勢を深く反映させたストーリー。ボリューム感と情報量は相変わらず凄まじく、かなり読み応えがある。 〈世界を救いに行こうか〉2024/09/20
ねりわさび
28
前作DK2の翻訳本発売から14年後の2019年に刊行されたフランクミラーによるダークナイトの続編。全編フルカラーで構成され、パート1はともかく、基本的にパート2であるストライクスアゲインを読まなくても理解できる脚本になっている。アンディキューバートのペンタッチが流麗で全体的に美術性も高い。お値段が男前ですがバットマンフリークは購入して損はないと思います。2019/06/05
蛸
13
ミラーの狂気が全開に迸った前作DK2に比べると遥かにまともな作品。そこに関しては共同制作という体制がもたらしたところも大きいのだと思う。 ミラーのアートをその延長線上で理想化したかのようなキューバートのアートと言い、DKRの反復とも言えるような展開と言い、割とファンサービスが強い作品。その意味では小さくまとまっているという印象も受けた。 とは言え、ケレン味のある象徴的な構図や、赤子を背負うワンダーウーマン、切断された片手を操るグリーンランタンなど、ビジュアル面の有無を言わさぬ力強さは健在。堂々たる続編。2019/11/26
junne
2
面白すぎる。最高の一言2020/10/31
リチャード
2
まさに神話という表現がピッタリな圧倒的で壮絶な闘い。2020/04/03