出版社内容情報
1993年に初版が発行されて以来、初心者から研究者、実務家まで幅広い読者の圧倒的な支持を得て憲法教科書の定番となった「芦部憲法」を4年ぶりに改訂。この間に出現した重要判例を織り込むとともに、新しい立法、学説の動向などについても新たに項目を加えて解説。充実した内容の第5版としてここに刊行する。
内容説明
最高の憲法テキスト、待望のリニューアル。法改正、重要新判例、学界の動向を踏まえて補訂。
目次
第1部 総論(憲法と立憲主義;日本憲法史;国民主権の原理 ほか)
第2部 基本的人権(基本的人権の原理;基本的人権の限界;包括的基本権と法の下の平等 ほか)
第3部 統治機構(国会;内閣;裁判所 ほか)
著者等紹介
芦部信喜[アシベノブヨシ]
1923年、長野県に生まれる。1949年、東京大学法学部卒業。1963年、東京大学法学部教授。以後、学習院大学法学部教授、放送大学客員教授を歴任。1999年、逝去
高橋和之[タカハシカズユキ]
1943年、岐阜県に生まれる。1967年、東京大学法学部卒業。1984年、東京大学法学部教授。2006年、明治大学法科大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジャズクラ本
10
第二次安倍内閣の参院予算審議において安部首相が憲法学の第一人者であるこの芦部憲法を知らないと答えて審議紛糾した。東大で教鞭をとり、本書は放送大学の教科書として書かれたものを再編したらしい。工学部出身の僕も知らなかったが、癪に障るので読んでみた。成る程憲法学とはかくなるものかと感銘を受けるものの、読んだそばから忘れていく。それでも中学時代の公民の先生が言っていたことを断片的に思い出したりと勉強にはなった。僕が読んだのは5版だが最新刊は7版。判例や最新の情勢も盛り込まれているので新しい版をお薦めします。2019/10/17
non
6
再読。久しぶりに判例集と一緒に読めて良かった。定期的に読まないとやはり知識が落ちる気がします。2013/12/04
kowaitsurai
4
勉強のため(特に護憲派でも改憲派でもなし)
けーすけ
4
かなり難解な本。読了ではなく読破が相応しい。法学部生とその道に進む人以外は、より容易なモノを読むのを勧める2014/04/14
けーすけ
3
再読した。近代市民革命で国民は身分制を廃止、自由、権利の平等を享受した。確立された自由、権利を保障するために、社会契約を通じて国民は国家権力に権限を与え、立憲主義の下国家権力の運営を監視する。精神的自由権は、民主制の根幹たる権利であるため、経済的自由権に優先して厚い保護がなされる。また裁判所は政治経済に精通していないため、立法府の合理的裁量を経済的自由の規制に認める。2014/08/30
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