文春文庫<br> 高杉晋作―わが風雲の詩

文春文庫
高杉晋作―わが風雲の詩

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  • サイズ 文庫判/ページ数 685p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167357108
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

幕末動乱期、倒幕をめざして疾風のごとく駆け抜け、志半ばにして二十九歳の生涯を閉じた高杉晋作の足跡を共感をこめて描いた労作

内容説明

動けば雷電のごとく発すれば風雨のごとし―吉田松陰の松下村塾に学んだ高杉晋作は生涯に四百篇もの詩を詠んだ。幕末動乱期、倒幕をめざして型破りの行動力で乱世を生きた晋作の人生は壮絶そのものだった。志半ばにして早世した風雲児の足跡を、同郷人である著者が重厚な筆致で共感こめて描いた長篇小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

12
神格化された高杉晋作ではなく、一人の人間が苦労や経験を経て成長していく様が書かれています。2015/01/16

7
幕末の長州藩士高杉晋作を描く歴史小説。新作を詩人の夢を諦めて革命という世界に飛び込んだという風に描いていた。以前のこの本を紹介しているサイトを見た際に司馬遼太郎の「世に棲む日々」は創作が多いのでよくない、この小説の方が良いと書いてあるのを見たのがきっかけで読んだ。だがこの小説にも同様の信憑性の低い創作はあった。しかしこれらの話は本人の人物像から派生して出てきたエピソードだと思うので個人的にはあった方がいい作品になるという感想に至った。最後の四境戦争の描写は特によかった。2020/07/21

さっと

7
私の高杉晋作の知識は古川薫の小説で出来ているw『高杉晋作-ある戦闘者の愛と死-』(新潮文庫)、『高杉晋作奔る』(講談社文庫)に続いて三冊目はボリュームたっぷりの長編で真っ正面からこの傑物を描き出している。ともに松下村塾に学び維新後は総理大臣にまでなった伊藤博文は「動けば雷電の如く 発すれば風雨の如し」と評しているが、なかなか動き発するときがこない。グズグズしている。空回りする。ひとり割拠する。あっちゃこっちゃ紆余曲折してうるうちに紙幅もあとわずか、奇兵隊を巻き込んでの俗論党討伐から長伐幕軍撃退。しびれる。2020/05/01

Kenji Oshima

2
私が尊敬する人物の一人 史実に基づいて書いてあるので 、こんなことホントに可能なのかと驚かせる部分が多々あった。だからこそ歴史に名を刻めたのだと感じた。

メダカ

2
『面白き こともなき世を 面白く』。佐幕ものを読み漁り、ここへきて初めての倒幕小説を読んだ^ ^高杉晋作は27歳の若さで亡くなったけど、もし労咳が治ったとしても日本で暮らさずに海外で大暴れしそうな人だ!革命家であり政治家にはなれないというのも納得!政治家で収まる人じゃないよきっと!作者の高杉晋作に対する愛が詰め込まれてた!これ読んで高杉晋作のファンにならない人はいない!次は飛ぶが如くよもうとおもう(^○^)2014/04/16

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