出版社内容情報
本書は、一九八〇年代半ばから現在にかけ目覚しく進歩した理論経済学の世界において、議論になったいくつかの先端的な問題に、著者がそれぞれ自足的な論理を与えることで首尾一貫した分析に仕上げた労作である。
目次
第1部 ゲーム理論と一般均衡理論(ワルラス均衡のクールノー的基礎;無余剰配分によるワルラス均衡の特徴づけについて;限界貢献度配分とワルラス均衡;シャプレー値配分とワルラス均衡)
第2部 収穫逓増と一般均衡(収穫逓増を含む一般均衡理論モデル;収穫逓増と限界費用価格形成ルール;収穫逓増と厚生経済学の基本定理)
第3部 通時的均衡の諸問題(均衡と時間1―有限主体・無限計画期間モデルの場合;均衡と時間2―重複世代モデルの場合;不確実性と資産市場均衡)
著者等紹介
福岡正夫[フクオカマサオ]
1924年東京生まれ。47年慶應義塾大学経済学部卒業。経済学博士。慶應義塾大学、創価大学、関東学園大学、那須大学教授を歴任。現在慶應義塾大学・宇都宮共和大学(旧那須大学)名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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