出版社内容情報
農奴解放以降のロシア農村に成立した「出稼ぎ社会」は、村人の〈知=リテラシー〉を大きく変容させた。モスクワ地方を対象とし、学校や読書会、都市から流入する出版物等に着目して、近代ロシア農民社会の新たな像を描く。
目次
序章 問題の所在と課題の設定
第1章 移動するロシア農民
第2章 「出稼ぎ社会」の成立と農村風景の変化
第3章 農村文化と「知」の共生
第4章 農村にたいする都市の文化的作用
第5章 都市文化に直面する農民たち
終章 「出稼ぎ社会」の成立と農民文化
著者等紹介
高田和夫[タカダカズオ]
1946年生。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。九州大学大学院比較社会文化研究院教授。専攻:ロシア史・国際関係論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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