いま、「政治の質」を変える

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  • サイズ B6判/ページ数 241p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000221924
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0036

内容説明

歴史的な政権交代から三年。国民の期待を背負いながら、なぜ鳩山・菅政権は瓦解していったのか?政権交代の高揚感の中での国交副大臣就任、社民党の連立離脱、離党、そして東日本大震災の災害ボランティア担当首相補佐官として、政策転換に格闘した体験から見えてきたものとは―。政権交代・連立政権時代の「統治」とは何か、そしていま、真の政治の変革を起こす鍵としての「市民参加」を考える。

目次

1章 官邸と被災地をつなぐ―災害ボランティア担当首相補佐官として見た東日本大震災(官邸を走り回って;被災地の「御用聞き」として;政治、行政、そしてボランティアの役割)
2章 国土交通副大臣として―政権交代と政策転換
3章 普天間問題という棘―日米関係をどう構築するか(普天間飛行場移設問題―戦後政治の縮図;三党連立政権の棘としての普天間問題)
4章 「政治の質」を変える―政権交代を始まりの一歩に(「市民参加型」政治を目指して;連立・政権交代時代の政治とは)

著者等紹介

辻元清美[ツジモトキヨミ]
1960年生まれ。早稲田大学在学中にNGO「ピースボート」を設立。96年衆議院議員選挙に社民党から立候補し初当選。2002年に議員辞職するが05年、09年衆議院議員選挙にて当選。連立政権で国土交通副大臣に就任。党の連立離脱に伴い辞任。10年7月社民党を離党、11年9月民主党入党。東日本大震災に際し災害ボランティア担当内閣総理大臣補佐官を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

1
NPO出身の辻元清美氏だから出来ることがあるという強みを全面に押している。阪神大震災からの教訓や福知山脱線事故における政府の対応とコミュニティの存在について書かれている。また、政治家は相場感というのがあると書いていたが、政治家ならではの発想で読んでいてなるほどと思えた。小泉政権や橋下市長の流れを見て、何が変わったのかと読者に投げかけている。また、政治家にはバブルがあり、これを活かしたのが2人であるとしている。最後に韓国は非常に良いという強引で謎な締めくくりである。2014/11/21

Francis

1
市民運動出身の政治家である著者が政権交代後に就いた、東日本大震災時の災害ボランティア担当首相補佐官における経験、国土交通副大臣として経験した国労問題やJAL経営破綻問題、普天間基地移設問題により崩壊した鳩山内閣の内幕等を語り、自民党一党支配が崩壊した後の日本の政治について考察する。民主党移籍や消費税増税法案への賛成などにより、有権者の彼女に対する視線は厳しくなっているが、彼女が政権に関わることで得た経験や知識を有権者である我々が共有する意味は大いにあると思う。2012/07/06

ポール

0
様々な考え方を取り入れるため図書館で借りる。うーん、自分がこれだけ頑張りましたもいいけど、実態を見ると失敗の方が多いためしっくり来ない。失敗とその反省を書いて欲しいです。2017/10/04

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