内容説明
イラク戦争はなぜ回避できなかったのか。復興はなぜ、いまだに展望が開けないのか。開戦前夜からその後の困難な復興のプロセスに至る国連外交を、米国はじめ安保理理事国、事務総長を中心とする国連事務局、イラク人当事者の対応を描くことで詳細に検証。国連内部の視点から「冷戦後最大の危機」を証言し、普遍的安全保障体制にとっての今後の課題を問う迫真のドキュメント。
目次
第1章 イラク危機の背景
第2章 イラク戦争への道
第3章 占領下の国連活動
第4章 復興の国際化の試み
第5章 最後の国連関与
第6章 将来への課題
著者等紹介
川端清隆[カワバタキヨタカ]
1954年、大阪生まれ。米国コロンビア大学大学院政治学部卒業。時事通信記者を経て1988年に国連本部政治局政務官となり、PKOに関する特別委員会や安保理改組に関する特別作業部会などを担当する。ルワンダPKOとアフガン和平活動に携わった後、2002年から04年にかけてイラク問題担当官を務める。現在は安全保障理事会担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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