アメリカ黒人から見た日本、中国1895‐1945―ブラック・インターナショナリズムの盛衰

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000220736
  • NDC分類 316.853
  • Cコード C0022

内容説明

アメリカ国内の過酷な人種差別を白人が有色人種を支配する世界システムの一環ととらえるブラック・インターナショナリズム。その思潮の高まりの中、多くのアメリカ黒人たちが、日露戦争に勝利した日本に有色人種の擁護者としての大きな期待を寄せた。その後の日本の中国侵略によって裏切られ、日米開戦によって封印されたアメリカ黒人の苦闘と挫折の歴史を辿る。

目次

1 有色人種の擁護者
2 有色人種の潮流の高まり
3 階級か肌の色か?
4 「ブラック・インターナショナル」の台頭
5 抵抗か不忠か?
6 人種と国家安全保障
7 ブラック・インターナショナリズムと白人リベラルたち
8 中国の再発見
9 中国の喪失
おわりに 戦時と平時、それぞれのブラック・インターナショナリズム

著者等紹介

ガリキオ,マーク[ガリキオ,マーク] [Gallicchio,Marc]
ヴィラノバ大学史学部教授。日米外交史、アジア冷戦史

伊藤裕子[イトウユウコ]
亜細亜大学国際関係学部教授。アメリカ政治外交史、戦後米比関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しく

0
まあ、表題通りの内容です。ただ、日本の海外政策の諸外国での受け止められ方が黒人に限らず細かく書いてあるのでむしろそっちが面白い。日本の山東半島の権益移譲の評判の悪さが尋常じゃないですね。中国からも米国の白人からも黒人からも悪い。満洲事変よりも日本の外交イメージ損なってたのかもと思わせるくらい評判悪くてちょっとした衝撃。この件をきちんと対処していればいろいろ違った気もします。2013/08/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6749169
  • ご注意事項

最近チェックした商品