内容説明
哲学概論と名のつく多くの教科書が陥りがちな、概念の形式的説明や学説の羅列的な紹介に止まることなく、「哲学する」ことの真の意味とその方法を懇切に説き及ぶ。田辺哲学への入門書として定評ある著作。
目次
第1章 哲学の立場(出発点に於けるアポリヤ;哲学の形式的規定;思惟の発生、概念と判断;推論に於ける思惟の発展;哲学の目標としての窮極原理の意義 ほか)
第2章 哲学の方法(哲学的方法の諸型;神秘的方法;存在論的方法;先験論的方法;現象学的方法 ほか)
第3章 哲学の区分
著者等紹介
田辺元[タナベハジメ]
1885‐1962。1908年東大文学部卒業。東北大を経て1927年から1945年まで京大教授。1950年文化勲章を受章
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