出版社内容情報
山脈によって内陸アジアと隔てられ、陸では東アジア及び西アジアと、海洋では西方とつながる南アジア世界と東南アジア世界。初期国家の形成と諸帝国の盛衰、サンスクリット語・文化の伝播、インド化とマンダラ政体、ヴァルナ(カースト)制などを軸に、両者が緊密に交流しつつ独自の地域社会を形成する過程を包括的に提示する。
内容説明
豊かな自然環境に恵まれ、陸では西・東アジアとつながり、海洋では交易の要衝として繁栄してきた南アジアと東南アジア。初期国家の形成と諸帝国の展開、ヴァルナ(カースト)秩序の変遷、サンスクリット文化の伝播、「インド化」とマンダラ政体論などを軸に、二つの世界が緊密に交流しつつ独自の地域社会を形成する過程を包括的に提示する。
目次
展望(南アジア世界の形成と発展;東南アジア世界の形成と展開)
問題群(南アジアにおける国家形成の諸段階;インド洋・南シナ海ネットワークと海域東南アジア;サンスクリット語とパーリ語のコスモポリス;南アジアにおけるムスリムの活動とイスラームの展開)
焦点(南アジアの古代文明;ドンソン文化とサーフィン文化―東南アジアの鉄器時代文化;東南アジアの古代国家;女神信仰とジェンダー;アンコール朝の揺れ動く王権と対外関係;インド洋海域史から見た南インド)
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