岩波講座政治哲学 〈2〉 啓蒙・改革・革命 犬塚元

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  • サイズ A5判/ページ数 244p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000113526
  • NDC分類 311.1
  • Cコード C0331

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

25
木村俊道先生によると、文明と訳したシヴィリティは、コモンウェルスと同様、ラテン語のキヴィタスに由来(12頁)。安武真隆先生によると、モンテスキューの奢侈に基づく商業とは、富者達が虚栄心から奢侈品の消費を追求し、第三身分に奢侈品生産という労働需要が生み出されるという。君主政の中に勤勉、技芸、流行、慇懃さ、趣味など利点を開花させるとする。商業の国際的展開により君主は国際市場を無視する専制権力行使を控えざるを得なくなったという(69頁)。現代に敷衍すれば、グローバル化で過剰に政府が市場に介入はできないのだろう。2015/09/30

Moloko

2
この巻は他の政治思想史の基本書や個別の思想家の入門書を読んでおかないと、それぞれの章の論述における狙いや面白みが分からないものが多いと思う。ただマイナーではなく、民主主義で一筋に完結する政治学史で回収仕切れない部分も含み、ルソーも大衆による専制を恐れていた部分や人文主義や啓蒙家の間での伝統的とも言える「シヴィリティ」や君主政の擁護やヘーゲルの中間団体による国家と社会の結合などの複線的な政治観があって含蓄ある巻だったと思う2017/01/30

えむ

1
「啓蒙」「革命」期の西洋政治思想を扱う論文集。論文によって印象は異なるが、最新の研究成果を踏まえつつも平易に解説している論文も見られ、有益だった。2017/12/26

陽香

1
201404252017/02/15

rinv0925

1
教授から頂いた。2016/10/23

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