内容説明
宗教的なるものの力と危うさと、知と信、善と悪、存在と無の境に拡がるスリリングな問題圏へ、パラドックスを突破しようとする理性と言語の身振り、思考の最前線をゆく。
目次
展望 超えるということ
1 いま宗教は?(「語りえぬもの」をめぐって;「無」の陥穽―京都学派の批判的検討;ポスト形而上学時代における政治的「無神論」;「神なき神」の回帰―反還元と脱構築)
2 精神の古層へ(神話/儀礼/王権―中世日本から;理性と信仰―スコラ再考;論理と体験―インド後期仏教から;争点としての〈デ・アニマ〉―仏教、キリスト教と中国思想の対峙)
探求 信仰の風光―キリスト教神学に基づく聖霊の解明
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