内容説明
孫育ては、自分育てです。醜いくらいににくしみあっても、命をつなげていく家族は美しい。家族間での犯罪、虐待などが起こる現代…。子どもの育て方を知らない世代のために、おばあちゃん世代ができること。
目次
第1章 血を分けた家族は素晴らしい(命のつながりを感じたとき;新米の母親を助けるために ほか)
第2章 孫という生きがいに夢中になった(孫を追いかけて広島へ;「どん底」の中かか救ってくれた孫 ほか)
第3章 孫と向き合うには覚悟が必要(父親の死に向かい合った孫;孫との文字通りの格闘 ほか)
第4章 切っても切れない関係性が「家族」である(祖母との思い出;母に助けられての子育て ほか)
第5章 育児の知恵が断絶されつつある中で(「老いる」ことはいけないことか;昔とは遊び方が変わった ほか)
第6章 子守唄で愛情の劣化をふせぎたい(子守唄協会の設立;詩人、松永さんとの出会い ほか)
第7章 日本の「精神文化」を取り戻すために(あの日から全てが変わった;避難所で見た人々の絶望 ほか)
著者等紹介
西舘好子[ニシダテヨシコ]
1940年、東京都浅草区鳥越のかもじ職人の次女として生まれる。大妻高等学校卒業後、電通勤務。61年、井上ひさしと結婚。83年、劇団「こまつ座」を結成、座長兼プロデューサーとして劇団を運営。86年、井上ひさし氏と離婚。その後、株式会社「リブ・フレッシュ」を設立。89年に劇団「みなと座」を立ち上げる。現在は、NPO法人「日本子守唄協会」の理事長を務め、講演会・イベント・シンポジウムなどを開催し、“親と子の絆”“子育て支援”などに資するために精力的に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。