出版社内容情報
生産コスト面からの要請だけでなく,消費者の欲求,公害・薬害の経験,環境問題への関心の高まりを受け,化学技術はつねに変容してきた.社会との相互作用による変化の典型例をとりあげ,化学がめざすべき方向を探る.
内容説明
化学ほど、私たちの暮らす社会の隅々にまで影響を及ぼしている科学はない。そのため、生産コスト面からの要請だけでなく、消費者の欲求、公害・薬害の経験、環境問題への関心の高まりなどを受け、化学技術はつねに変容してきた。社会との相互作用による化学技術の変化の典型例をとりあげ、これからの化学がめざすべき方向を探る。
目次
1 酢酸合成
2 Haber‐Bosch法
3 高分子
4 キラルテクノロジー
5 農薬
6 ステロイド
7 内分泌撹乱物質
8 電池
9 洗剤
10 持続可能な社会のための化学
著者等紹介
茅幸二[カヤコウジ]
1936年生まれ。1961年東京大学理学部化学科卒業。現在、慶応義塾大学名誉教授、分子科学研究所長。専攻は物理化学、ナノサイエンス
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