岩波講座 日本文学史〈第11巻〉変革期の文学(3)

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  • サイズ A5判/ページ数 355p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000106818
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0391

出版社内容情報

文学の誕生から20世紀にいたるまで,千年の余にわたって脈々と受け継がれてきた文学的営為を今日的視点から幅広い視野のもと叙述する.口承文学,アイヌの文学,琉球・沖縄の文学まで,日本文学を総合的にとらえ,最新の研究成果を集約.第一線の執筆者233氏の協力のもと,新たなる文学史像を提示.ご要望に応えての再刊.

内容説明

本巻は、明治維新をむかえる一九世紀代を文学史上の転換期とおさえ、文学が扱うテーマや表現とその受容、言語などがどのように変化したかを明らかにする。

目次

武士知識人の幕末維新
維新期の詩歌
近世小説から近代小説へ
漢詩文のゆくえ
詩歌の変革
近代小説の展開
演劇の変革
開化期のメディアと文学
自然の再発見
新時代の女性文学
近代文学の理念
国学から国文学へ
外から見たニッポン
翻訳文学の展望
翻訳のことば

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

5
図書館にて。大笹吉雄「演劇の変革」。維新当時、演劇といえば歌舞伎しかなく、脚本面で支えていたのは河竹黙阿弥のみであった。徳川の世ではもっぱら弾圧の対象だつまた歌舞伎。しかし維新政府は反対に国策として演劇改良に乗り出す。明治5年であった。黙阿弥には脚本の事前検閲が告げられる。演じる九代目市川団十郎は、実父七代目が舞台で本物の鎧を用いたせいで江戸追放になっている。史実重視のリアルな舞台は団十郎の望むところ▲明治24年、男女合同改良演劇済美館による『政党美談淑女操』。女形を排し、初めて女俳優が板に上がった2021/11/10

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