出版社内容情報
本講座は「新中国」40年の軌跡を，各方面から客観的事実の追究を基本にして明らかにする．また中国社会の構造的分析を試み，新しい中国像を確立して，中国理解と将来展望のための確実な知識と視座を提供する．〈第2次刊行〉
内容説明
現代中国文学は「五四」時期に発し、延安時代に原型を整え、新中国に到った。しかし文化大革命とそれに続く新時期の下で再三にわたり大きく変容している。巴金や王蒙、戴厚英など、台湾も含め代表的な作家、詩人を論じ、映画、音楽など諸芸術にも言及する。
目次
洞窟の文学から都市の文学へ
〈ヒューマニズム〉の消長―建国後の文学の流れ
文化大革命と文学者
新時期の世相と文学
巴金について―『随想録』を読む
文学と政治の間―王蒙
劉賓雁―武器としての文学
怒れるヒロインたち―戴厚英・〓容・張潔
艾青―その悲劇
陳映真―苦悩する台湾の知識人
中国映画の新しい波
現代中国演劇の新しい芽
音楽―その姿と軌跡
