講座日本映画 〈4〉 戦争と日本映画

  • ポイントキャンペーン

講座日本映画 〈4〉 戦争と日本映画

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 371p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000102544
  • NDC分類 778.21

出版社内容情報

膨大な観客が映画館の闇の中でつむいだ夢と憧れ,映画製作の現場の試行と熱気を斬新な手法で再現し,200人に及ぶ執筆・証言者が日本民衆精神と文化の本質に迫る興味つきないはじめての日本映画史.各巻写真500枚収録.

内容説明

戦争は日本映画にとって何だったのか。植民地・占領地までを視野に収め、国策に踊る映画産業ととまどう映画人たちの悲喜劇の中に、伝統的大衆文化の功罪を問う画期的な映画史。

目次

国家に管理された映画―日本映画史4
15年戦争下、日本の戦争映画
戦争のなかのヒーロー
黄金時代の人たち―日本シナリオ史4
東宝撮影所の1945
大船調の戦中戦後
戦争占領時代の回想
真実を撮る―キャメラマンの思想
映画の国家統制
回想映画法
中華電影と川喜多長政
日本占領下のフィリピン映画
日本占領下にインドネシア映画
満州映画協会
満映崩壊後の日々
戦後の大衆文化
ヤンキー・ガールとモダン日本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

6
戦時中のアニメ製作の背景を調べるために読んだのですが、拾い物でした。古本屋で二束三文で売られていて、あまり読まれている形跡がなかったのすが、映画法制定関係者を含めた座談会や、満映のアニメーターさんの証言、宮島義勇さんの技術論など、垂涎の内容です。中華電影やインドネシアについてまで一章が割かれており、日中戦争が始まるころから占領期までも含んでいて、日本近代史の資料としても使える本だと思います。戦時体制と占領軍両方の統制を通観できるため、これだけで単独のテーマを扱った単著としても読めるいい本だと思いました。2020/07/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1234682
  • ご注意事項