岩波ブックレット<br> 「慰安婦」問題が問うてきたこと

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「慰安婦」問題が問うてきたこと

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000094788
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0365

出版社内容情報

90年代から大きな課題でありつづけてきた「慰安婦」問題。日本軍の性暴力の被害者は何を訴え、日本社会はどう応答しようとしてきたのか。歴史学の成果や法廷で明らかにされた事実を振り返りつつ、今の課題を探る。

内容説明

1990年代から大きな課題でありつづけてきた日本軍「慰安婦」問題。この20年間、日本軍の性暴力の被害者は何を訴え、日本社会はそれにどう応答しようとしてきたのか。慰安所制度の実態をあきらかにしてきた歴史学の成果や法廷で述べられてきた被害者の声をふりかえりつつ、国際社会からの提起と日本政府の対応を検討し、いまの課題を探る。

目次

第1章 「慰安婦」問題の起点
第2章 「慰安婦」制度とは何であったか
第3章 教科書問題
第4章 裁かれた日本軍性奴隷制
第5章 国際社会からの勧告
第6章 ハルモニたちのいまとNGO
第7章 私たちは何をすべきか

著者等紹介

大森典子[オオモリノリコ]
弁護士。1943年弁護士登録。家永教科書裁判にかかわる。1995年からは中国人「慰安婦」訴訟の弁護団長。約20回にわたり、原告その他の被害者の聞き取り、尋問準備、現地の証人の聞き取りや現地の調査のために山西省を訪れる。現在、「慰安婦」問題解決のために2007年に成立した「「慰安婦」問題解決オール連帯ネットワーク」の共同代表

川田文子[カワダフミコ]
ジャーナリスト。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経て、文筆業に。三十数年間「慰安婦」問題に取り組み、日本軍による性暴力被害者の証言を記録しつづけている。日本の戦争責任資料センター共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

16
女の敵とも言われかねない橋下氏。対抗馬が女性になればよいのだが。それはさておき。戦後もまた、フィリピン女性らを水商売に駆り立てて母国へ送金させるという従属構造を払拭できない。隷属。戦争は何でもあり、という人間が壊れる環境。性的慰安(16頁)。そのことばとは逆の意味の暴力性。絶対従属というのは人間を人間として扱わない。人権侵害。教科書に史実を載せることができるか(27頁~)。女性や子供、お年寄りが戦火を逃れて疎開していく戦争。最初から、勝ちも負けもない。勝ち負けのために罪のない人が犠牲になるのは止めるべき。2014/02/27

扉のこちら側

11
初読。被害女性たちの尊厳を回復することは他人のことではない。日本社会にいまだに残る女性差別、民族差別の意識と同じ。世界がなぜこの問題について日本政府に強いメッセージを送り続けているのか。相変わらず日本がアジアの国々から性産業に騙され売られてくる女性の受け入れ国になっているからだ。2012/12/01

Bartleby

4
とても薄い本なので入門的なことしか書かれていないけれども、今までテレビなどで少し見る程度で、学校でもほとんど習わなかったので知らない点もあり、勉強になった。2011/06/28

Takao

3
再読。中学校の教科書から削除された後の世代の若者たちに伝えていく必要をひしひしと感じる。決して過去の問題ではなく、女性の尊厳の問題であることが伝えられればと思う。国際的にこの問題をどのように捉えてきたのか、捉えているのか、新たな関心が生まれた。2018/04/16

Takao

3
長年この問題に取り組んできた著者による。すでに出版から5年月が経ってしまったが、日本国内の状況はむしろ悪化しているのではないか。ますます国際的な認識との隔たりが広がっている。この問題を世界はどのように認識しているのか、国連の自由権規約委員会、ILOなどの動向にも触れられていて参考になった。また「慰安婦」裁判での論点なども紹介されている。きょう、著者の一人・大森弁護士の講演を聞けるのが楽しみだ。2015/02/14

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