出版社内容情報
90年代から大きな課題でありつづけてきた「慰安婦」問題。日本軍の性暴力の被害者は何を訴え、日本社会はどう応答しようとしてきたのか。歴史学の成果や法廷で明らかにされた事実を振り返りつつ、今の課題を探る。
内容説明
1990年代から大きな課題でありつづけてきた日本軍「慰安婦」問題。この20年間、日本軍の性暴力の被害者は何を訴え、日本社会はそれにどう応答しようとしてきたのか。慰安所制度の実態をあきらかにしてきた歴史学の成果や法廷で述べられてきた被害者の声をふりかえりつつ、国際社会からの提起と日本政府の対応を検討し、いまの課題を探る。
目次
第1章 「慰安婦」問題の起点
第2章 「慰安婦」制度とは何であったか
第3章 教科書問題
第4章 裁かれた日本軍性奴隷制
第5章 国際社会からの勧告
第6章 ハルモニたちのいまとNGO
第7章 私たちは何をすべきか
著者等紹介
大森典子[オオモリノリコ]
弁護士。1943年弁護士登録。家永教科書裁判にかかわる。1995年からは中国人「慰安婦」訴訟の弁護団長。約20回にわたり、原告その他の被害者の聞き取り、尋問準備、現地の証人の聞き取りや現地の調査のために山西省を訪れる。現在、「慰安婦」問題解決のために2007年に成立した「「慰安婦」問題解決オール連帯ネットワーク」の共同代表
川田文子[カワダフミコ]
ジャーナリスト。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務を経て、文筆業に。三十数年間「慰安婦」問題に取り組み、日本軍による性暴力被害者の証言を記録しつづけている。日本の戦争責任資料センター共同代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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