内容説明
ここはケニアの地方都市。「チョコラ」とはスワヒリ語で、「拾う」=ストリートチルドレンを意味する。少年らは今日も朝から屑拾い。食っていくためのしたたかさ、仲間との無邪気なふざけ合い。躍動する生命をドキュメンタリー映画監督が描く。
目次
1 アフリカの大地に身を投じる
2 カメラが回りはじめた
3 子どもたち、それぞれの物語
4 ある家族の祈り
5 世界の片隅の小さな「祭り」
著者等紹介
小林茂[コバヤシシゲル]
1954年、新潟県生まれ。ドキュメンタリー映画監督・カメラマン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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HITO
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ケニアの記憶もさめやらぬ頃、僕が会ったチョコラたち、一人一人の生い立ちに思いをはせながら、改めて松下さんのすごさを思い知る。映画「チョコラ」と併せて読むと、一層深まる。2013/09/01
きちか
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☆☆★★★2010/06/30
宮崎太郎(たろう屋)
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チョコラと呼ばれる路上で生きる子供たちの暮らしをドキュメンタリー映画にした小林監督の著作。映画も本も10年以上前にみていた。佐藤真監督の本を読んだことで再読。子供に対する目線が現状を問題視する文化人ではなく、ただ彼らに寄りそう人のそれだったことを読んで思い出しました。2021/11/24