内容説明
米軍再編の狙いは何か。私たちに問われている選択は何か。本書では、それをできるだけわかりやすく明らかにしていく。
目次
はじめに 大きな選択が問われている
1 米軍の狙いは?
2 世界で何が起こっている?
3 日本での狙いは?
4 自衛隊はどう変わる?
5 米軍基地はどう変わる?
むすび 地域から平和への攻勢を
著者等紹介
梅林宏道[ウメバヤシヒロミチ]
1937年生まれ。東京大学大学院を修了後、大学教員を務めるが1980年に退職。フリーの反戦平和活動家としてピースデポを設立。現在、ピースデポ代表。太平洋軍備撤廃運動(PCDS)国際コーディネーターなどをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
17
騒音、事故、犯罪(2頁)など、基地周辺住民の 人間の安全保障が問われるところ。 米軍は、東北アジア、東アジア沿岸地域、中東・南西アジアを 「不安定の弧」と呼ぶ(14頁)。 国家安全保障であって、 沖縄の人びとの安全保障ではない。 国民国家の概念が問われるしかないが、 国家という枠組みが残って、 中味の国民が不在では、 何の、誰のための安全保障なのか、 と改めて疑問が残る。2014/04/07
ハンギ
1
6年前の本だけど、この頃から辺野古基地新設の問題とかあったんだなあ、と思った。60億円以上かけた辺野古沖ヘリパットを放棄とは、気前のいい話じゃないか。アメリカは日本にグアム移転費用の六十パーセント近くを払わせたり、グアムの訓練基地を自衛隊も使うということから、その建設費用を要求したりする。本当だとしたらとんでもない話だ。またアメリカ軍の変化は自衛隊の変化を当然ながら含んでいる。航空自衛隊の総司令部が横田基地に移ったり、アメリカから陸軍の基地司令部が移ってくるのもそういうことなのかもしれない。2012/01/08




