目次
うるさい幻聴今では友人
間一髪死に神との戦い
書くことが、回復を後押し
救急病棟で初めて幻覚
耳鼻科や心療内科 知識乏しく回り道
殺風景な閉鎖病棟 心潤す花もなく
まじめで傷つきやすい人々
本当は自然体で生きたい
働きたいが受け皿なく
つらさ知って薬の副作用〔ほか〕
著者等紹介
森実恵[モリミエ]
大阪府在住。大阪精神障害者連絡会わかちあい電話相談員。大石りくエッセー賞佳作、北九州市人権作文佳作など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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チェリ
3
統合失調症の人について知りたいんだけど、と言われたら、この本を薦めようと思います。できれば買い求めてほしいですね。著者、すばらしい表現力を持っておられると思います。2016/09/03
qualia
2
幻聴、孝想化声といった症状を、身近なものに感じた。私が大切にしている心の声に通じる。それが、ある程度を超えると幻聴であり、孝想化声と呼ばれるのは、本人を苦しめ、日常生活を苦痛に満ちたものにするからであり、正常と異常とも付かない声を、普通の人はまったく聞いていないのではないのではないだろうか。こういう本を読んでいて、わたしの中の「症状」を活性化してしまうことを恐れる。それは、私が穏やかな日常を営んでいく上で、抑圧し、見ないようにしている部分、できれば意識したくない部分でもある。寧ろ、上手にそれとコミュニケー2010/02/06
introduction
0
犯罪が起きた時に「精神科に通院歴あり」と報道される違和感を覚えていたが、この本を読んでそれがまた深くなった。身近にはいないが、もしも今後そのような方と縁があっても、こういう当事者が書いた本で知識があれば偏見も持たずに接することが少しは出来そうに思った。2019/11/14
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