出版社内容情報
20世紀は人間の歴史を一気に駆け抜けたかのような100年であった.科学技術の進歩,物質的な富の反面,戦争はやまず,貧富の差は拡がった.共生の実現に向けて,いま何をなすべきか.著名な3氏が21世紀への志を語り合う.
内容説明
同志社一二五年の歴史を振り返りながら、課せられている使命は何か、新たに掲げるべき理想はどのようなものなのか、新しい時代に私たちはどう生きたいのかを討論した。
目次
「共生の場」としての日本は可能か(ロナルド・ドーア)
構造的貧困と豊かなる精神(プラティープ・ウンソンタム・秦)
道徳的な態度とよく考える態度(大江健三郎)
討論・共に創る二一世紀の「志」
著者等紹介
ドーア,ロナルド[Dore,Ronald P.]
1925年ボーンマス生まれ。戦後、ロンドン大学で日本の農村社会に関する研究を始める。ロンドン大学教授を経て、現在名誉教授。著書に『都市の日本人』『学歴社会』など多数
秦,プラティープ・ウンソンタム[Hata,Prateep Ungsongtham]
1952年バンコク生まれ。16歳の時、「一日一バーツ」学校を自宅に開設。78年マグサイサイ賞を受賞。2000年3月上院議員に当選。著書に『体験するアジア』(共著)など
大江健三郎[オオエケンザブロウ]
1935年愛媛県生まれ。作家。59年東京大学文学部仏文科卒業。58年在学中に芥川賞受賞。94年ノーベル文学賞受賞。著書多数。最新作に『取り替え子』
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