出版社内容情報
17.18世紀ヨーロッパには,地球全体をくまなく知り尽くそうとする新しい航海・旅行者が輩出し,「発見」はヨーロッパの独占事業となってゆく.本叢書は海賊,布教者,放浪の元東インド会社職員,国境を越えて活動する自然探究者など多彩な書き手による個性的な作品を収録,第I期と併せて世界史上の独自な運動の実態に迫る.
目次
インド洋への航海と冒険(遠征の準備;ツバメ号の船出;トビウオ;サル島への寄港 ほか)
フランス島への旅(第一の手紙 一七六八年一月四日、ロリアン発;第二の手紙 一七六八年一月十八日、ロリアン発;第三の手紙 一七七一年二月二〇日、ロリアン発;第四の手紙 カストリ侯爵号の船内にて ほか)
著者等紹介
中地義和[ナカジヨシカズ]
1952年生。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。パリ第三大学第三期課程博士号取得。東京大学文学部教授。フランス近代文学専攻
小井戸光彦[コイドミツヒコ]
1940年生。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。茨城大学人文学部教授。18世紀フランス文学専攻
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