出版社内容情報
光がコンピュータの中に入り込み,電気にとって替わろうとしている.光で働くコンピュータができれば,情報処理の速度も情報量も飛躍的に拡大し,ニューロコンピュータも可能になる.光情報技術の最先端を易しく紹介.
内容説明
光がコンピュータの中に入り込み、電気にとって替わろうとしている。光で動くコンピュータができれば、情報処理の速度も情報量も飛躍的に拡大する。また人間の脳と同じような機能をもつニューロコンピュータも夢ではない。光情報処理の第一者が、光コンピュータをはじめとする光情報技術の最先端の状況をやさしく紹介する。
目次
1 光コンピュータとは何か
2 光の性質とコンピュータ
3 情報伝達の高速化―光インターコネクション
4 アナログ光コンピュータ
5 光を生かすデバイス
6 ディジタル光コンピュータ
7 光ニューロコンピュータ
8 開発の方向
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハンギ
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1989年出版。光を使ったコンピュータについて解説している入門書。ホログラムが本書の扉に貼ってあって、面白い演出です。光は速度が早く、雷などの電気的な影響を受ける事が少ないそうだ。光の振る舞いは電子とは違うので、今のコンピュータとは違うものができそうだ。光技術は素子レベルでは開発しているらしく、光を用いて論理演算やフーリエ変換ができる仕組みがあるらしい。光は分光することが容易で光を掛け合わせるらしい。光で画面に文字を表示でき、また光コンピュータだとメモリが不要になるらしい。いつ実用化されるのかな?2013/02/25