岩波科学ライブラリー<br> フジツボ―魅惑の足まねき

個数:

岩波科学ライブラリー
フジツボ―魅惑の足まねき

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月14日 23時38分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 128p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000074995
  • NDC分類 485.3
  • Cコード C0345

内容説明

泳ぎ、歩き、逆立ちし、慎ましく脱ぐ。つぶらな瞳と招く脚―。ダーウィンが愛した魅惑の生物、その殻に隠された素顔がいま明らかに。人体に生えるって本当?東郷平八郎がバルティック艦隊に勝ったのはフジツボのおかげ?なぜ歯医者さんが注目?美しい写真や歴史的な博物画も満載。巻頭に図鑑、巻末に観察ガイドとペーパークラフト、そしてページ右下に変態パラパラ付き!充実のオールカラー版。

目次

1 エビ、カニ、フジツボ(貝なのか?;あぁ、あなたは甲殻類―殻のつくり ほか)
2 浮世離れなF生活(足でお食事;こっそりと脱ぐ ほか)
3 ダーウィンの「愛しのフジツボ」たち(やはり載るのは貝の図鑑?;八年間のF時代 ほか)
4 文化とのつながり(江戸時代の本草画とF;藤壷と夕顔 ほか)
5 偉大なる付着生物(汚損生物としての歴史;フジツボ海戦 ほか)

著者等紹介

倉谷うらら[クラタニウララ]
愛知県生まれ。ウェールズ大学バンガー校海洋科学学部海洋生物学科卒業、同大学博士課程中退。東京大学三崎臨海実験所での実験補佐、日本動物学会の職員を経て、海洋生物研究家。所属団体は、日本付着生物学会、日本動物学会、日本古生物学会、日本湿地ネットワーク、海の生き物を守る会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

348
「可愛い、優雅、チャーミング、繊細、可憐」これらは何のことを言っているのかというと、実はフジツボなのだ。本書は、フジツボを偏愛する海洋生物学者、倉谷うららさんが愛してやまないフジツボの総合案内。そもそも、ほとんどの人はフジツボが甲殻類(エビ、カニの類)であることさえ、知らないのだから。フジツボの生態から、歴史や(かのダーウィンもフジツボにとりつかれたそうだ)文化にいたるまで、とにかくフジツボ三昧。付録には「フジツボをつくろう」というのまであり、とにかく万事がもうフジツボ尽くしという珍しい本。2014/09/27

ホークス

37
2009年刊。フジツボを偏愛する著者による、フジツボのファンブック。カラー写真多数。貝類に見られがちだけど実は甲殻類、など生物学の話から始まり、文学や絵画との関わり、味や料理の話も面白い。各章とも気持ちがこもっている。生物として構造や生態がとにかく不思議。岩やクジラなどに頭からしがみついて殻を造り、後ろの脚を広げてプランクトンを獲る。自分の体で想像すると混乱してしまう。生まれたての幼生は活発に泳ぎ、棲家が決まると固着型に変態。ちょっとエイリアンを連想させる。生殖を体長の8倍に伸びるペニスで行うのも強烈。2023/11/05

ふろんた2.0

23
学会に着物を着てフジツボのアクセサリを身につけて登場するという、同業者の中でも有名人らしい倉谷さん。フジツボを親しみを込めてFと呼ぶ偏愛っぷり。とりあえず、エビやカニと同じ甲殻類だということは覚えたぞ。2017/04/21

Toshi

20
「源氏物語」の登場人物の話ではありません。フジツボ図鑑、微に入り細にわたる生態の解説、ダーウィンのフジツボ愛、人とフジツボの歴史、フジツボ料理、フジツボ工作の型紙、そしてなんとフジツボアクセサリーまで。これが「ミツバチ」とか、百歩譲って「ダンゴムシ」でも1冊の本になる想像はつくが、「フジツボ」を語り尽くして本にしてしまう力業と愛。目からフジツボが落ちました。 とても自分では出会えなかった一冊。読書好きのためのSNS「読書メーター」と、いつも素晴らしい本を紹介してくださる読み友さん達に感謝です。 2024/03/19

ふぇるけん

17
『魅惑の足まねき』というタイトルがいいですね~フジツボは貝だと思っていたら実はエビやカニの仲間の甲殻類。かのダーウィンもこのF(著者はフジツボのことを愛着を込めてこう呼ぶ)に魅せられていたとは、フジツボはあなどれない。今度海に潜ったらこの魅惑の足まねきをじっくり観察してみよう。2014/05/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/203250
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品